大富豪同心 八巻卯之吉放蕩記 (双葉文庫) (双葉文庫 は 20-1)
- 双葉社 (2010年1月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575664263
感想・レビュー・書評
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テレビドラマで見て原作を読んでみたいと思ってた。なるほど、こういういきさつで同心になったんだと納得。想像していたより面白かった。
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2019年5月からNHK BSプレミアムのBS時代劇枠で放送されたドラマの原作シリーズの1作目。いつもながらキャッスティングの絶妙さに感心する。主人公の卯之吉、先輩の村田同心、幇間の銀八、浪人の水谷、荒海の親分に旗本三男坊の源之丞。いやあ、見事としか云いようがない。ドラマの1回目を見逃したので、経緯が分かって良かった!
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TVのコマーシャルで、存在を知る。楽しそうかな。....
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気楽な気持ちでのんびり読める。
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いや~やっぱり時代小説すきだわ~
特にこの手のお気軽なやつは最高。
面白い表現に何回か吹き出したし、この作家さんの書くもの、いろいろ読んでみたい気になりました。 -
幡大介 「大富豪同心」NHKBSプレミア時代劇を観て気になりブックオフで108円購入。江戸一の両替商三国屋の悩みは、放蕩三昧の孫。財力の力でなんと同心見習に。体力、剣の腕は全くないが何故か知識、人脈、そして財力で事件を解決。気楽に読めるシリーズ。ライバルは深キョンドラマ筒井康隆富豪刑事か?
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『大富豪同心3』
NHK BSプレミアム/毎週金曜放送
2023年6月23日から
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『大富豪同心2』
NHK BSプレミアム/毎週金曜放送
2021年5月28日から
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『大富豪同心』
NHK BSプレミアム/毎週金曜放送
2019年5月10日から -
大富豪のぼんくら若旦那がどんな活躍をして行くのか楽しみです。
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読友さんのレビューを読んで手を出してみました。江戸一番の両替商が、孫可愛さのため孫を同心にしてしまったトンデモ設定で、無欲の主人公に都合よく話が転がって行くので、とても気楽に読めていい感じw。「高みの見物」って気分ww。
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最後にはちゃんとうまいところに落ち着くと予想できるので、
最初から安心して読めました。
主人公の卯之吉は江戸一の豪商三国屋の末っ子。
生まれたときから、生涯部屋住みの宿命です。
そのためか、風を受け流す柳さながらひょうひょうとした性格でした。
それよりも卯之吉を取り巻く登場人物たちがすごかった。
卯之吉本人は特に他意はないのに、
勝手に良い方に解釈してくれて動いてくれます。
結果として、卯之吉はすごいという誤解が蔓延することに。
特にすごかったのは、三国屋の主。
徳右衛門という70間近の爺さまですが、
やたら元気でいつまでも若旦那に家督を譲らない。
この若旦那が卯之吉の父親なので、卯之吉なんか出る幕無し。
子や孫の代にしてみれば、えらいとばっちりですが、
この爺さまが、エネルギッシュなあまり、
先行きのない孫を同心にしようと思い立っちゃって、さあ大変。
動くわ、動くわ。
倉でうなるお金を存分に使って、まんまと叶えてしまいます。
その他にもいろんな人たちが・・・、
何というんでしょうか、卯之吉を盛り立てて(?)くれています。
事件自体は結構残忍ですが、
何しろ卯之吉の周りのドタバタがコメディで面白かったです。
でも一番の感想は、
「やっぱりお金の力ってすごいよね。」でした。