千里眼験力比べ-大富豪同心(14) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575666557

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ14作目は、ちょっと内容が薄かったかな。今回の話は事件の裏が見通せる卯之吉の素晴らしさが目立ってた感じ。ただ、ある程度話の先が見えるストーリーだった

  • 今回の卯之吉は、どこぞの金持ちボンボンが妖怪の力を借りて事件を解決するアレと、ほぼほぼ同じような物語だった。
    面白くないとは言わないけれど、
    もう少し主人公の特異性を話に絡めて書いてくれたらもっと笑えたのにね。

  • 事件が大掛かりでどう解決するのかハラハラした。
    卯之吉とお爺ちゃんのやり取りが面白い。

  • お爺様は、放蕩孫息子のことを立派な同心様になったと信じておられるみたいで、その掛け合いもたのしいですね。

  • 大富豪同心シリーズ、14作目。

    今回の卯之吉はなかなかの探偵ぶり。三国屋の若旦那ならではの着眼や蘭方医見習いの知識が捜査に上手く絡めてある。脇キャラも含め、それぞれの立場にあった役割を上手く当てはめているので、ご都合的な展開ではあるのだけれど無理がないように思える。三国屋のお祖父ちゃんの存在感もさすが。

  • 千里眼をもつ僧が現れ、大店の旦那や老中までその眼力に帰依してしまう。これは卯之吉とその背後の三国屋や筆頭老中を追い落とそうとする陰謀なのだが、些細なヒントから卯之吉たちが悪巧みを暴いてゆく…
    珍しく卯之吉が、放蕩しながらもちゃんと探偵している。意表をつく展開はなくマンネリだが、いつものメンバーの活躍を楽しむという意味では安定。三国屋も久々に大活躍で嬉しい。前回から卯之吉に治療してもらっている筆頭老中もおバカの仲間入りか。

  • 2014/7/19

  • 第十四弾
    卯之吉を陥れるため策を巡らす天満屋
    今回は、実家と老中を巻き込む陰謀
    相変わらず都合よく物語が展開、次巻も同様な展開か

  • お気に入りのシリーズ、今回もおもしろかった。
    今回は卯之吉の祖父、徳右衛門の活躍が光る。爺バカぶりも磨きがかかってるね。

  • 大富豪同心シリーズ14作目。

    今回のゲスト悪党(?)は千里眼という触れ込みの偽山伏。
    相変わらず「打倒八巻!」の天満屋元締が黒幕ですが。
    結構大掛かりな悪巧みでした。


    しかし。
    やっぱりすごいね、徳右衛門。
    卯之吉の業突く爺様ですが、やり方が突き抜けてます。
    可愛い孫のため、金に任せて市井から江戸城内までやりたい放題。
    他の時代小説でなら絶対悪役を務めてそうですが、
    卯之吉を舐めまわしそうな勢いで尽くす様がコミカルです。


    そして卯之吉。
    相変わらずのとぼけっぷり。
    自分が稼いだ金でもないのに、
    頼み事をした駄賃に大枚の小判をホイホイ渡してしまうので、
    幇間の銀八からは常に心の内で突っ込まれ、
    子分筋の三右衛門たちからは本気で尻込みされて。
    ほんと、笑えます。

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著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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