卯之吉江戸に還る-大富豪同心(18) (双葉文庫)

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  • 双葉社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575667653

感想・レビュー・書評

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  • 大富豪同心シリーズ、18作目。

    結構に長いシリーズとなったが、このシリーズの面白さはまだまだ健在。卯之吉の放蕩癖と事件解決が上手くマッチしていて、無理なく読める。シリーズを追うごとにその具合が上手くなってきているようで、読み進めるのが楽しくて仕方ない。弥五さんもいいところで復活するし、次の展開への布石を脇キャラも使って上手く投じてくるのもよく考えられている。次作も楽しみなシリーズです。

  • 相変わらず都合よく面白い。
    本シリーズも今のところ残り数冊で、ああもったいない。
    都合よい話は良い意味で愉快だ。
    辛気臭い話のある、はじめの頃の巻は
    嘘を追及したくなるが、ここまで突き抜けると笑って読めばそれでよいと納得できているからね。

  • ようやく江戸に帰還した卯之吉一行。メンバーも揃って、やっと元に戻ったって感じだが、まだ隠密同心は続いてるんだ。これでも薩摩の爺さんはめげないんだろうなあ~

  • 今回は、江戸の砂糖が品不足で一揆寸前に。

    砂糖が江戸に運ばれる流れや江戸での消費量が増えたことの綻びが興味深かった。

  • 卯之吉の表六玉具合が面白すぎる。

  • 第十八弾
    公領の大水を何となく解決し、江戸へ
    江戸で起こっている砂糖に係わる問題が
    若年寄と商人、そして薩摩の隠居が係わる悪だくみ
    無事全員そろい活躍?

  • 大富豪同心シリーズ18作目。


    やっと江戸に帰ってきたと思いきや、
    今度は打ち壊し騒動です。


    持ってます、卯之吉。


    そして今回も流石です。


    ところどころ、本人の実力である博学ぶりも見せてはいますが、
    基本、確信に迫る人にも情報にも、意図せず偶然ぶち当たっています。
    何度も言いますが、持ってる男は違います。


    その割りを食うのが周囲の常識人たち。
    敵味方を問わず、そのストレスたるや・・・。
    若干、同情を禁じ得ませんでした。


    卯之吉の祖父、三国屋徳右衛門と、筆頭老中、本多出雲守。
    相変わらず愛すべき爺様たちでした。
    その悪徳っぷりは、どっちが悪者かツッコミたくなります。


    やはり一巻完結は良いですね。
    ご都合主義と言ってしまえばそれまでですが、
    安心安定の予定調和です。

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著者プロフィール

一九六八年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員を経た後、CM製作会社勤務。イラストレーターとして広告に挿絵などを描いていたが、一九九五年、フリーライターに転じ、実録物など、数多くの媒体で活躍。二〇〇八年「天下御免の信十郎」シリーズで、時代小説作家として文壇デビュー。人気を博す。

「2021年 『騎虎の将 太田道灌下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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