- Amazon.co.jp ・マンガ (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575835748
感想・レビュー・書評
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超能力を持つが故の迫害がリアル。
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人にさわるだけでその人の考えや今までしてきたこと、そして未来まですべて読み取れてしまう特殊能力を持つ慧。新興宗教の教団の教勢拡大に使われていたが逃亡。それを国家的に利用しようとする情報機関。監視役の駿河。視るもの視られるもの、それぞれのまっすぐにすすまない思いがからみあい、最後は、と。駿河の「出来事の意味は常に後からやってくる」「だから、最後の答えは常に未来にしかない」「たとえ正しくなくてもハタ迷惑でも自分で自分を裁くのは最大の驕りだからだ」がひとつながりに流れこんでくる。
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表紙に惹かれて読んでみた。
主人公の女の子にはこの表紙みたいひとの心が見えてるのか、と思うと、とても恐ろしかった。 -
渋くて、苦くて、後味さわやかです。タイトルの付け方等、諸々含めてお気に入り。
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人に触れるとその人の過去・現在・未来が分かってしまう人の話。
その能力故に、人々から利用される。本人は人を覗くのが好きではない。
人間のドロドロしたいやな所が書いてある。現実的といえばそうなのかな。
主人公が人の中?にいるときの描写がすきでした。
内容としてピンときたのは、人のことなんて知らなくていい。ということ。
知らないから、知ろうとして、私たちはアレコレ人に聞き、想像する。それでいいのだと。。
自分も人が知りたくて、必要以上に情報収集してしまう時がある。そんなことしなくていいのだろう。ほどほどに知っていればいいのだ。 -
1巻はまだ読むに耐えたが、2巻があまりにも黒く暗くどろどろしていたためにまとめて売り払った。
超能力のある主人公がとても痛々しい。 -
ミツバチのキス 続きが読みたい
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「見えるってとても残酷」
うーん。帯のコピーにやられました。
このコピーを最大限に活かすために、帯を大胆に表紙半分を使用しています。
大きな瞳と、女性のうつろな表情が、帯からのぞくように構成されているところが効果的です。
ちなみに何がみえると残酷なんでしょうかー?
この漫画の主人公「慧」は、人にふれることで、その人の内面を理解できる能力をもっているんですね。
そんな彼女が、その秀でた能力によって追い詰められていくことを想像させる、巧みな装丁だと思います。
筒井康隆著「家族八景」が好きな方には、おススメします。
装丁の名和田耕平デザイン事務所は、少女漫画の装丁の仕事が多いようですね。
文化庁メディア芸術祭マンガ部門を同人誌で初受賞した天顕祭(てんけんさい)という漫画を昨年
ソウテイガイしましたが、このデザイン事務所の装丁でした。 -
触れることでその人の考えていること、過去・未来がすべて見えてしまう少女、慧。
見える(分かる)ことって、いいことなんてなくて、残酷なんですね。