小林さんちのメイドラゴン(3) (アクションコミックス(月刊アクション))
- 双葉社 (2015年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (145ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575846799
感想・レビュー・書評
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甥2号の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
小林さんちの“メイド"が板についてきたドラゴン娘・トール。
新キャラのドラゴン娘・エルマが小林さんとイチャつく(?)のを見て嫉妬したり、
ルコアのホームステイ先に遊びに行ったりと、すっかり人間の世界に馴染んだ頃、
“混沌勢"の凶悪なドラゴンがやってきて……!?大人気人外系コメディ、第3巻!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
978-4-575-84679-9 145p 2016.12.5 6刷
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お父さんが言ってたことは現実になりつつある。
だけど、元からそれほど壁はなかったよという話なのかもしれない。自力では帰れない人もいるのが面倒な話だけど。
そしてみんな基本的に寂しんぼなのね。 -
この3巻でも、トールさんは可愛いw
基本、この『小林さんちのメイドラゴン』は、ドラゴンとしてはトップクラスでも、メイドとしてはまだまだなトールさんと、メイド愛と常識じゃ計れない異物をすんなりと受け入れる寛容さが空より広く海より深い小林さんの、ちょっと騒がしすぎる日常コメディを描いているのだが、百合の香りがあまりしないトコが実に好い
トールさんの小林さんへ注いでる感情は、恋愛のそれじゃなく、もっと、シンプルな、まぁ、身も蓋もない言い方をすれば、肉欲に近いのかな? もうちょっと、オブラートに包んだ言い方をすると、嫌われたくない、見捨てられたくない、失いたくない恐れを根幹とする執着かな。ある意味、人間らしい感情だ
小林さんも、そんなトールさんの面倒くさいトコを判った上で、生活のパートナーとして、側に寄り添っている。二人の間にあるのは、家族愛か・・・
また、この『小林さんちのメイドラゴン』の魅力は、そんな二人のイチャイチャ(笑)だけでなく、厄介さで言えば劣ってない、他のドラゴンにあると言えるだろう
この3巻から、また一人、一匹?のドラゴン、エルマがレギュラーに加わった
真面目なんだけど、ポンコツで、食べ物に釣られやすいってチョロさが、これまた、バ可愛い
加えて、ルコアさんも人間界に移住
身を寄せた人間が、ショタ系ってのが彼らしい。天然どビッチと美少年、ある意味、最高の組み合わせ。やっぱ、クール教信者先生、王道が好きな読み手のツボを押さえるのが上手いなぁ
エロエロなルコアさんに、翔太くんが下半身的な意味で食べられない事を祈る(笑)
カンナちゃんにも、良い友達が出来て喜ばしい限り。まぁ、この才川ちゃん、この齢で、随分と危ない扉を自分の意志で開きかけている節があるけど
ただ、この3巻でちょっと残念だったのは、人の世界に随分と染まったファフニールさんと滝谷さんの絡みが、ほぼ無かった事。次巻には期待したい
この3巻の終盤で登場した、謎のドラゴン少女
彼の正体、その目的、そして、トールさんとの因縁、それは現在、大好評発売中の月刊アクション10月号を読めば、解かります!! 月刊の好いトコは、こうやって、単行本の続きを読めるトコですね
お気に入りの回は、トールさんが自分から過去を語る、第28話「トールと昔話Ⅰ」だ。Ⅰって付いてるのは、続きを期待していいってコトですか、先生!? コメディ回から選ぶなら、第23話「トールと弁当一番!」かな。相手と仲良くなるには、自分を曝け出す事で、相手にも素を見せてもらうのが一番。絆を深めるには、真剣勝負するのが手っ取り早いですね
この台詞を引用に選んだのは、普段、強気なトールさんの弱い所が伝わってきたので。クール教信者先生って、強さと弱さがあってこそ、キャラは活きるってのを知ってますね