この世界の片隅に (中) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
4.37
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本棚登録 : 2316
感想 : 149
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575941791

感想・レビュー・書評

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  • ゆっくりと、いつも通りに時間が流れて行く感じが好きです。

    戦時中の日常。

  • たぶん、映画を見ていなければ読んでないよな。

  • 嫁いだあと、愛し合うこと、他人の家に新たに入って受け入れられようとすること、ちがう人生をいきるひとと出会うこと、いろいろな、大人として生きる日常が描かれます。

    次第に迫ってくる「その瞬間」を、作品の中では誰も知らずに生きていることに、息が苦しくなりました。

    ひょっとしたら今の自分も、こうなのかもしれない、と。

  • 映画から入ったけど語られていないエピソードが沢山。リンさんとはそういう繋がりがあったのか。

  • 映画が話題だったので気になっていたのですが、その原作本を読む事ができました。
    本当に面白く、切なく、楽しく、ツラく、心に沁みる話で名作だと思います。

    登場人物たちが意外と狭く、複雑に関係しあう伏線がそこここにあり、読み返してもハッとさせられます。

    戦時中、苦しい時代・世界・現実をほんわかとした画と主人公でほのぼのと読ませるところがすごい、と思いながら読んでいたのですが、そのほんわかの中で戦時中の歪んだ世界観を描き切り、逆に読んでいる我々にここまで苦しさを伝えることができる作者の力量に脱帽です。

  • 帯文:”読み返すたびに涙が止まらない感動と「生」の「記憶」がここに” ”続々重版で累計100万部突破!”

    目次:第12回 19年7月、第13回 19年8月、第14回 19年8月、第15回 19年9月、第16回 19年9月、第17回 19年10月、第18回 19年10月、第19回 19年11月、第20回 19年11月…他

  • 中巻。昭和20年4月までの呉市の生活が描かれる。
    過ぎた事、選ばなかった道、みな覚めた夢と変わらないということが心に残る。
    戦争はだんだん激しくなっているが、皆が皆、一日を思いやりながら暮らしている。主人公すずの周りには、微笑みが、そしてちょっとの諦念がある。

  • すずも北條家に嫁ぎあくせくしてる間に、ようやく呉の街にも馴染んできた。リンさんという友達もできた。夫婦ゲンカもする。しかし戦況は厳しくなり、配給も乏しく日々の生活に陰りが…。そして昭和20年3月、ついに呉の街にも大規模な空襲が! 戦争という容赦のない暗雲の中、すずは、ただひたすら日々を誠実に生きていく。(Amazon紹介より)

  • ★4.0
    ほのぼのな描写が多かった上巻から、じわじわと戦争の気配が日常にも漂ってきた中巻。が、呉への初空襲を描きながらも、軸となる視点に変わりはなし。教育の一環でもあっただろう愛国かるた、国民学校へ入るための準備等、当時の生活が相変わらず興味深い。そして、水原さんとリンさんの登場と、すずさんと周作さんの結婚前のそれぞれの想い。すずさんの「代用品」という言葉に込められた気持ちも切ないけれど、自分の知らないすずさんを水原さんに見せられた周作さんも寂しかったと思う。鬼いちゃんがどこかで生きているといいのにな。

  • 第18回19年10月:今までのノートの切れ端、りんどう柄の茶碗、白木リンの着物のリンドウ柄が、竹林のリンドウをきっかけにつながるのは圧巻
    P82 扉のねじを開けたのはすずとして、閉めたのは周作?
    P88 水原の兄が海軍兵学校は海兵団と混同?兵学校なら士官養成なので、エリートコースですけど

    周作がすずをリンの代替なのかと、すずが不安に思うところがメインですかね。

    大和は機密なので、あんまり有名じゃないと思ったのですが、呉じゃみんな知っていたの?

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著者プロフィール

こうの史代:1995年デビュー。広島市生まれ。代表作は「さんさん録」や、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞作「夕凪の街 桜の国」、アニメーション映画のヒットも記憶に新しい「この世界の片隅に」など。

「2022年 『ぴっぴら帳【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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