- Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576061252
感想・レビュー・書評
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2003年〜2005年にかけて旭山動物園の管理の副園長であった桜井省司と、同じく当時施設の副園長の坂東元(2012年11月現在同園園長)の共著、なのかな。副題の通り坂東副園長の手記と桜井副園長の写真をまとめた一冊です。
坂東さんの文章は相変わらず厳しく優しい。アザラシ館への思い、オランウータンのお見合いに見る駆け引き、レッサーパンダの見せ物化への苦言など、話題は今となっては懐かしいものばかりです。しかも文章はブログなどの再掲です、たぶん。
けれど内容は色褪せません。いいものは何度読んでもいいから「いい」と言うんだ。
残念ながら坂東さんの文章は思ったよりずっと少ないです。メインは桜井さんの写真と言ったほうがいいですね。ただし、もちろん写真に添えた解説文は坂東さんの手によるものでしょう。
同書の冒頭で坂東さんはこう述べています。
「カメラマンとしての桜井さんを見かけるようになったのは、異動で動物園を去ってからです。桜井さんは週末になるとかならずといいほど、カメラを携えてやってきては、閉園まで園内をあちこち動き回り、カメラを構える姿をしばしば見かけました。」
所詮素人の写真、でしょうか。いや写真の技術レベルなど僕は知りません。
ただこの写真を見ると確実にこの子たちが愛おしくなるのです。本物の彼らに会いたくなるのです。旭山動物園に行く前にはぜひめくりたい本ですね。
なんという表情だろう、なんという仕草だろう。この1枚を撮るのにどれくらいの時間、待ち続けたのだろう。旭山の動物たちへの「すき」が溢れた一冊です。
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未だ行ったことのない地への興味をそそります。魅力が十分に詰まっているのではないでしょうか。
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シロクマ、オラウータン、トラなど出ている写真に癒される。
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「頂きます」の意味を教えてもらえます。