渇 情 ((二見書房 シャレード文庫))

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 70
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576101040

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  •  時は明治。まだ、日本が鎖国から解かれて間もない頃。
     契は、西欧の血が入ってるが故に、産みの親から捨てられ、施設で名前もないまま育っていた。
     そんな契を救ったのは、関東一の侠客・鬼頭一家の次男・圭介だった。
     名前のなかった契に「契」という名前を付けた彼は、ペットの代わりに引き取ったという契を大切に扱ってくれる。
     今まで虐げられてせ暮らしていた契は、圭介のことを主人として仰ぎ、圭介のいうことであれば、何でも聞き入れたいと考えていた。
     そんな二人も年を重ね、成人し、そろそろ結婚してもおかしくない年齢になってきていた。
     そんなある時の正月。
     一家の長でも有り、圭介の父親でもある総次郎の一言から、二人の関係は一変する。
     年頃の契の姿を見て、総次郎が縁談の話を口にした途端、契の機嫌が一気に悪くなってしまったのだった。

     そのまま契を自室に連れ込んだ圭介は、契を犯してしまう。
     突然の圭介の変化についていけない契だったが、その生い立ちの複雑さから、自分の気持ちをうまく言葉にすることもできず、圭介に対して「ご命令なら従います」と言ってしまう。
     それは圭介のことを一番に思うがあまりの契の本心だったが、そのことが圭介の不機嫌に更に拍車をかけてしまう。

     圭介は、毎日のように契を縄で縛り、張り型で犯し始める。

     という話でした。
     相変わらずこの作者さんの持ち味である、男性向けかと思うような濃いエッチと、大人気ないおとなのおもちゃの登場する話でした。
     なかなかBLでもここまで濃いのはないので、とても貴重だと思います。

     物語としては、その生い立ちから、なかなか圭介の望む気持ちを伝えられない契と、圭介のすれ違いの話なんですが、そんなことよりも一番の見所はとりあえず、調教エッチ。
     縛ったり、張り型入れたまま歩かせたり、契が逆らわないのをいいことにやりたい放題。
     最後にはもちろん想いは通じ合うんですが。
     その後日談である話でも、やっぱり縛って吊るしているので、これはもうSMの話なんだと納得するしかない気がします。

     エッチが濃くてドロドロした話を読みたい人にはオススメします。

  • 「何であさひ先生って縄がそんなに好きなんですか?」
    って思ったのは俺だけじゃない…よね?!そして、
    「何でくびり出すって言葉そんなに好きなんですか?」
    って、思ったのも俺だけじゃないと信じたい。
    痛々しい感じのお話でした…。

  • 相変わらずえろえろだけど痛々しい。

  • まあまあ、そこそこに・・・。

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