- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576111124
感想・レビュー・書評
-
2022.11.07
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会ったこともない奥方と会い、両思いなんて素敵。
-
公家である鷹司家の庶子で三代将軍徳川家光の義理の弟・松平信平。前作でで紀州家の姫と結婚したものの、わずか50石の武士に姫はやれない、せめて千石になるまでは預かる、という紀州藩主の意見で相変わらず監視役でもある善兵衛、お初と三人暮らし。
今回は浪人狩りにあった武士を助けたことから舅である頼宣を陥れようとする陰謀に気付き、まだ見ぬ妻のためにも解決に動きます。
前作で信平の妻・松姫は屋敷を抜け出して信平と会っています。信平の優しさとカッコよさに一目ぼれした松姫は今作では会えない夫に恋煩い。
一緒に住めないながらもお互いを思いあう二人の可愛さと勧善懲悪の単純さがいいですね。 -
松姫の実家、紀州徳川家を陥れる悪事を解決する。
お初の姿も明確になり、読みやすくなりました。
そして、ついに妻となる人の顔を知った信平と、信平に恋煩いをしている松姫。両想いの二人が夫婦になれる日はいつなんだろう。 -
由比正雪の残党狩りのお話。いつの間にか紀州の頼宣様を追い落とす策謀になっていきます。だんだん話が大きくなってきたかと思えば、気づいたら黒幕は小物臭がしました。でも、今回のハイライトはやはり松姫ですよ!漫画ではわからなかった信平の視点で、気にかかっていた女子が実は顔も知らぬ妻だと知った時の心の動きが……!会えない時が愛を育てるのだわ。時代劇小説であり少女小説としても楽しめる。一粒で二度おいしいお話になっております。その心の動きを正しく読み解くお初は弟を見守る姉のようです。善衛門も含めて擬似家族のようですね。
-
L 公家武者松平信平2
ファンタジー。ではないのか、これは。
終盤、茶番劇。の、ような。
なんせ、ふわっふわっしている。衣のようにふわっふわっ。 -
浪人狩り
姫のため息
再会
陰謀 -
出世すごろくが一マス進んだ!ヤッタネ(^^)vでもまだまだ100石。松姫との、お互い名乗りを上げないこう言う仲も、焦れったいけど純愛に欠かせない媚薬でしょう。会えない時間が愛育てるのさ~♪しかし、若くして信平の剣豪っぷりは、一体昔京都でどのように身につけたのでしょう?その辺の事情も今後書かれるかな?
-
シリーズ第二弾。
現将軍家綱の命により紀州徳川家の娘松姫と結婚した信平だが、未だ対面叶わず…といった状況の中、大事件に絡み思わぬかたちで出会う二人。
あっさりしたストーリー運びに変化はないが、わすがながら信平の内面も見えてきて、もう少し続きを読んでみようかなという気にはなった。
しかしいくら手練れの剣客だからってヒーローがこんなに人を斬っていいものか。