その城へ続く道で (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576121086

感想・レビュー・書評

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  • 二作目のヒロインは、酔っ払いの父や兄の世話ばかりだった苦労人。
    はたして十字軍から帰還したという夫となる男はどんな人物なのか?
    あの意地悪な継母が改心!?
    一巻での登場人物が数多く登場しますが、単品でも楽しめる構成。

    あらすじなど下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5360.html

  • 前作の鬼継母どうした?! 双子か? と思うくらいの変わりよう アンビリバボー まぁ、人間そんな変われるわけないか しっかり者ヒロインがヒーローから守られ助けられることに戸惑う気持ちが可愛い 
    岩の上でhot 痛くないのか どんな岩なんだ つるつる岩なのか 敷物も無しで大丈夫か 肌がごついのか そこ岩の上ですよー と、つっこみながら読んだ
    ヒロイン酒飲み家族のせいで、うるさくてもどこでも眠れる おかげで火事の中でも爆睡 んーたくましいw
    次作はメリーのまともな兄ちゃんケイド

  • リンゼイ・サンズのハイランドシリーズ2作目です。

    『ハイランドで眠る夜は』でヒロインだったイヴリンドのお兄様が登場します。彼の見せ場はそれほど多くは無かったように感じましたが、一応彼がヒーロー役でした (^^;

    ヒロインのメリーは、16歳で母親を亡くしてから6年間、飲んだくれの父と兄2人に代って、城を切り盛りしてきたしっかり者。
    婚約者が戦地から帰還したとの知らせを受けて、急遽結婚することになり、彼の領地に向かいますが、そこで目撃したのは、婚約者が酔っぱらって喧嘩をしている姿でした。お酒に溺れる家族の元から、お酒に溺れる男性のところへ嫁ぐことになるなんて…!と、メリーはガッカリ。
    それからは、毎晩のように、ろれつが回らなくなり、足元がふらついているヒーローを見ては、落胆する日々を送ります。

    そんなヒロインに対してヒーローのアレックスは「最初の日以来、自分はウイスキーを飲んでいないし、薬を盛られたのか、それとも病にかかったのかと考えている。」と、自分のことを見直してほしいと話します。

    そして、アレックスの希望により、彼の妹イヴリンドに会う為に、2人はドノカイへ一緒に旅立ちますが、旅の途中、幾度と無く彼は何者かに命を狙われて、ヒロインは、あらぬ疑いをかけられてしまいます。

    この旅で2人は、お互いに対して理解を深め、信頼しあうようになっていきます。メリーも昼間は領主らしくしっかりと働いている彼のことを、父親達と同じ酒飲みでは無いようだと認め、好意を抱くように…。

    それにしても、ここまで、ヒーローに災難(と言っても悪意ある第三者の策略によるもの)が降りかかって、痛い目を見る話も珍しいです。ヒロインが賢くなければ、ヒーローは亡くなってたかも…。
    一連の事件に関しては、黒幕はある程度予想できていたけれど、それが狙いか!って、真相がわかった時は衝撃でした。

    単純に好みで言えば、1作目に比べると、ちょっとヒーローに物足りなさを感じてしまったかなぁ、と思います。

  • シリーズ2 1作目のドノカイの悪魔カリン・ダンカンに嫁いだイブリンドの兄ダムズベリー領主のアレクサンダーと、スチュアート領主の娘メレウィンのロマンス。酔っぱらいの父と兄に苦労したメリーがようやくアレクサンダーと出会ったらやはり酔っぱらい。実は事情があるのだが…。前半は二人の誤解と和解まで、後半は陰謀とドノカイ訪問。楽しいのだがそれなり。

  • 呑んだくれのスコットランド領主の父と兄達に代わり、城を切り盛りするメリーはガミガミ女とあだ名を付けられているシッカリ者。突然、幼い時からの許嫁と結婚が決まる。新生活に期待したが、許嫁のイングランド領主アレックスはベロベロに酔っ払っていた。でも実はメリーの本質を即座に見抜き愛情深くて働き者、領主の鑑アレックス。メリーの登場と共に不可解な症状に悩まされ命まで狙われる事に。度重なる事件に拗れつつも、少しずつ愛情を育んでいた2人。前半はお決まりのトンデモ初夜などコミカルに、後半は謎めく事件に挑むシリアスな展開へ。

  • 頭を怪我してばかりのヒーロー:アレックスに同情してしまう笑

    出会いの印象は最悪だった2人だけど、アレックスの働き者なところに気づいてメリーも彼を愛するようになってよかった。

  • 気になった義母は、結局悪人なのね。

  • ☆3.5
    基本的にはいつものリンゼイ・サンズ
    でも、ドタバタ度はやや低め
    ヒーロー、ヒロイン共に結構常識人だったからかも。

  • 〈ハイランド〉シリーズ2作目

  • ハイランドシリーズ2作目 ★3.5〜4
    前作ドノカイの悪魔に嫁いだ女性ヒロインの兄上がヒーロー。長年待ち続けた許嫁の元へ出向いたヒロインが目にしたのは 大騒ぎの挙げ句ろれつが回らずふらついてぶっ倒れたヒーローの姿。アル中家族から今度はアル中夫か!!!とそんなヒロインだが手慣れたものですべてにおいて管理能力が素晴らしいガミガミ女である。彼らの周囲でおこる不審な出来事が重なりヒーローの命を護るため奮闘するヒロインと側近が犬猿の仲。彼らの守護と偶然がなければヒーローは死んでたかもな。

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著者プロフィール

リンゼイ・サンズ Lynsay Sands
カナダのオンタリオ州出身。1997年のデヴュー以来、ヒストリカル、パラノーマルを中心に多数の作品を発表。
ユーモアあふれる語り口と綿密に練られたストーリーに定評があり、その作品はオランダ、ドイツ、ロシア、韓国ほか世界各国で翻訳され、多くの女性読者の支持を得ている。
本を読むのも書くのも大好きで、執筆しているときには、自分が創造主になった気分を味わっているという。
読者に日々のストレスを忘れさせ、笑ってもらえる小説を書くのが理想。

「2021年 『ハイランダー戦士の結婚条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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