真珠の涙がかわくとき (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))
- 二見書房 (2015年12月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576151991
作品紹介・あらすじ
身に覚えのない不倫の罪を着せられて夫に離縁され、社交界を追われたタリア。愛人との逢瀬が絶えない"悪女"と噂されているが、実際は孤独にひっそりと暮らしていた。ある夜、タリアは久しぶりに出席したパーティで一人の若き貴族と出逢う。そのレオは最初は興味本位だったが、会うたびに彼女の内面に魅かれ、熱烈な求愛や贈り物でタリアのかたくなな心を解きほぐしていく。甘い月日を重ね、互いの離れがたい愛情を確信したレオは正式にプロポーズ。しかし彼女には、二度と結婚できない"理由"があって…!?
感想・レビュー・書評
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浮気したと言われて訴訟を起こされ、離婚した上に社交界からはじかれたタリアはひっそりと暮らしていたが、若いレオに目をつけられ、つきまとわれる。彼に「罰」をくだしてやろうとしたが、思わぬアクシデントに見舞われ、彼と少しの間一緒にいることに……。タリアたんが実に魅力的で可憐でたくましい。サイコーじゃないですか。
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バイロン家は8人兄弟。その5人までが前のシリーズで描かれました。作者の新シリーズは残り三兄弟。
包容力のある男になったレオの物語です。
前のシリーズで活躍した兄達もチラホラ登場しますが、単品でも楽しめます。しつこくない程度にホットなシーンも多いエンタメ感のある楽しいロマンス。
ただ、全体的に欲望の火花は激しくても、主人公たちの彫込みが浅く感じて、物足りないと思わなくもない。
前の夫によって悲惨な結婚と離婚劇に傷つくヒロインが不憫だが、強引なレオに対しヒロイン側から仕掛けてくるので、不憫さは感じず、いい感じに楽しそうな二人。
そして、ラストのシメ方は、それでいいのか…。
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