雪だるまは一途に恋をする (二見書房 シャレード文庫)

著者 : 伊勢原ささら

• 二見書房 (2017年1月24日発売)

感想・レビュー・書評

[mira-inさんの感想 · 2021年4月25日]

とても好みな健気っぷりで、伊勢原先生らしく可愛らしい一途さが良かったんですが、、、短編を無理矢理伸ばしたみたいな構成がいただけなかった。受と出会う前までの話とか要らなかったし、なんなら後半のお話も前半の焼き直しだったし、、、もったいなかったなぁ。

[じゃねこさんの感想 · 2021年2月3日]

私的復讐が合法化し、一年の半分程が雪の降る世界で、人殺しを育成する孤児院施設で育った琉と翼は組織に追われる身
隠れ家の一つの庭に作られた意思と心のある雪だるまのユキ
琉の笑顔を取り戻すため、翼と入れ替わり残された時間を生きるユキの恋物語
ユキは雪だるまなので、言い回し独特なのがとっても可愛いくて、ちょっと人見知りなのが愛しい。そんなユキが愛しくて仕方ない琉。
そんな関係になるまでがモダモダしていて、そこがまた萌えです。
家族に憧れるユキの焦燥を包み込む琉が素敵です。

[hasicaさんの感想 · 2017年2月2日]

ついに雪だるまBLが出た！
え？雪だるまって無機物なんじゃ…？と思いつつ読みましたが、後半だだ泣きでした。
お話が３つ入っています。少し未来のお話、かな？
その１つ目のお話の手紙のシーンからずっと泣いてました（笑）
琉の気持ちも翼の気持ちも、そしてユキの気持ちも全てがたまらなく優しい。優しさにあふれてるお話でした。涙とともに穢れが出ていった気がします、スッキリ（笑）
ツバサ、賢いのぅ(*´꒳`*)
あ、「排泄機能がルーズになる」に笑いました。
コウキ。さんの線の細いイラストが今作にぴったりです。