奪われたキスのつづきを (二見文庫 ロマンス・コレクション(ザ・ミステリ・コレクション))
- 二見書房 (2017年7月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576171074
感想・レビュー・書評
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殺された兄に代わり男性のふりして私掠船の船長として生きてきたヴァロリー。残された屋敷を相続するため結婚して子供をもうけなければならない!といよいよレディとして貴族社会の結婚市場へ。
いやがる彼女を部下の海賊たちが多数決で決まったから!とドレスやら化粧やら。その化粧(の代用)で顔が取れるとか笑った!
ヒーローダニエルも同じような相続問題抱えてならばとヴァロリーに狙いを定めるも、どっちも主導権取りたがって駆け引きの応酬のケンカップル。とはいえお互いぞっこんなのに(笑)リンゼイ作品らしく、クスクス、ニマニ、マウルウルと楽しく読了。
サスペンスも復讐劇もあり盛りだくさん。突拍子もない設定だけどエンタメフィクションだし無問題!楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
両親を早くに亡くしたヴァロリーは、一家の地所を立て直すお金を貯めるため少年のふりをして海賊船に乗り込むが、ようやく資金がたまったとき、二十五歳までに結婚して子供を作らなければ土地を相続できないと知る。何年も男として生きてきたから女性らしい振る舞いなどできないし、もちろん男性経験もない。どうやって相手を探せばいいのだろう?事情を知った船員たちがにせのメイドを見つけてくれ、不慣れなドレス姿でヴァロリーはお見合いを繰り返す。そしていよいよ妊娠すべき期限は迫り…
海賊の手下たちが微笑ましい。
船長のために頑張るんだもんね。
ハネムーンのくだりも好き。
Lady Pirate by Lindsay Sands -
邦題もある意味内容に合ってはいるんだけど
原題の「レディ・パイレーツ」で良かったような。
ここのところずっとハイランダーばかりだったけど
その辺りとリージェンシーの間位の時代なので
雰囲気がいつもと違うのはこの時代(文化)の違いのせいか
書かれたのがちょっと古めだからなのか。
いつもよりストーリーがぎゅっと詰まっていて
読み応えがあったけど、そのかわりに
ヒーローの影が薄かったかなぁ。
勝気なヒロインも弱さとかもろさとかが垣間見えて
部下と一緒になって応援したくなっちゃった。