落札された花嫁奴隷 (二見書房 シャレード文庫)

著者 : 早乙女彩乃

• 二見書房 (2017年7月24日発売)

感想・レビュー・書評

[bibimariさんの感想 · 2023年9月29日]

砂漠、奴隷、オークション、兄弟、と王道なネタが満載なわりには、物足りない内容だった。
受けが子供っぽ過ぎる。何がしたいのが良くわからなくて、思考回路が上手く書かれてないので、感情移入がしずらく、読者がおいてきぼりなかんじ。
　攻めが正統派の、アラブ攻めキャラなのと、オークションのシーンが斬新で良かった。
そしてイラストが美麗。このイラストで三割り増しぐらいになっている。

[mira-inさんの感想 · 2019年6月1日]

溺愛っぷりは好きだけど、ちょっと物足りなかったかな。双子ってのも背徳的ではあるし、絶対的な愛の裏付けにはなるけど、内容から感じられる部分は少なかったかも。

[megumi33さんの感想 · 2018年12月9日]

ストーリーとしては面白かったです。

ただ、責めと受け、兄弟－しかも双子なんですよね。
私の好みとしては男性同士の恋愛も小説内ではアリだと思うし、だからこそ楽しく色々な作品を読んでいるわけですが、、、
しかし、兄弟というのはNGです。それはBLだけじゃなくて、普通の男女の恋愛小説でも同じです。
やはり、許容範囲というものがあります。
百歩譲ってアリだとしても、背徳感というものがあっても良いんじゃないかと。
どちらも兄弟で禁忌を犯すことに、罪の意識をカケラほども感じていない。
せめて「本当はダメだと思うけど、好きという気持ちがとめられない」とか、心情に躊躇いとかが混じっていたら良かったと思います。
また近親相姦を受け容れられるかどうか以前の問題として、双子の兄弟で「夫婦」であることを何の迷いも葛藤もなく受け容れる人って、現実に存在するのかと、、、
その辺りが理解不能であり、あまりにも非現実的なような気がしました。