イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576190310

感想・レビュー・書評

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  • 言わずと知れたミステリの女王、アガサ・クリスティーの作品中に登場する、スイーツや料理を紹介している一冊。

    ハヤカワ書房のクリスティ文庫から、スイーツや料理について触れた文章を引用し、本文では写真を交えながら詳しく解説していきます。

    いくつかのメニューについては、レシピも掲載。
     
    イギリスに住んでいたこともある著者の実体験を基にした解説がリアルで、本に掲載されているメニューを現地で味わいたくなってきてしまいます!
     
    わたしはミステリ要素以上に、背景描写が大好きで、もちろん食べ物に関する描写も大好物!
     
    アガサ・クリスティーの作品でも、特に注目して読んできました。

    この本は、まさに理想的な一冊で、物語の背景にある食文化に興味がある方は必読です!

    ◇おすすめポイント
     ・現地の写真やリアルなエピソードの数々
     ・取り上げたスイーツや料理が登場する場面やあらすじの紹介もあり
     ・クリスティーの生活やイギリスの食文化に触れられる

    ◇こんな方におすすめ!
     ・クリスティーの作品が大好き
     ・食文化に興味がある
     ・物語の背景にある歴史や文化を学びたい

  • 2019初版 だが、『アガサ・クリスティーの食卓』1998年の改訂版かな?

    クリスティーの作家活動時期1920〜70
    ビクトリア時代から続く絶頂期の大英帝国から、
    植民地を失い帝国解体の道を辿ったイギリス

    『バートラム・ホテルにて』
    シードケーキ

    『青列車の秘密』
    チーズとプディング チーズはスティルトン

    『ブラック・コーヒー』

    『アクロイド殺し』
    ベジタリアンカツレツ~ナッツカツレツ

    『第三の女』『春にして君を離れ』
    ベイクド・ビーンズ とトースト マッシュポテト、ベイクドポテト、ソーセージ

    『ABC殺人事件』
    イチゴ

    「世界の果て」
    ミント

    『そして誰もいなくなった』
    牛タンの缶詰

    『ナイルに死す』
    デリカテッセン

    『厩舎街の殺人」
    ごちそうオムレツ~マッシュルームのオムレツ
    講師肉のホワイトシチューにグリンピースのフランス風


    「忘られぬ死」
    ローズマリー

    『ヒッコリー・ロードの殺人』
    ホットケーキ(クランペット)

    『パデイントン髪4時50分』
    カモマイル茶とリンゴのメレンゲ

    『動く指』
    ブレッド・プディング

    『二十四羽の黒つぐみ』
    ステーキとキドニーのプディング

    『複数の時計』
    ポアロのティセーン(薬湯)

    『ポケットにライ麦を』
    マーマレード

    『六ペンスのうた』
    魚 鱈のポーチドエッグ サーモン 舌ヒラメ

    『七つの時計』
    ふっしゅ&チップス

    『スリーピング・マーダー』
    ジンジャー・ブレッド

    『杉の 』
    フッシュ・ペースト

  • 読んでいて楽しかった。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1423401

  • だいすきな絵本「パンやのくまさん」が食べていたパンがわかって、個人的にうれしい。
    写真も素敵。クリスティの物語をもっと楽しめそう。

  • 北野佐久子さんトーク | イベント一覧,お知らせ | 教文館ナルニア国
    https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/info/8e73d490

    北野佐久子のホームページ
    http://www.sakuko.com/

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    英国の物語を彩る美味!
    アガサ・クリスティー作品に登場するイギリスの食を解説。

    ポアロやミス・マープルの作品に登場するイギリスのお菓子やごちそうを詳しく知ることで、作品をより深く味わい、イギリスの食文化を楽しく学ぶことができる一冊です。
    執事が焼くクランペット、メイドがほおばるスコーン
    老嬢が懐かしむシードケーキ、紳士をもてなすプディング
    少年の大好物のリンゴのメレンゲ、女主人が采配するブレッドプディング
    警部をもてなすアップルタルト、貴族の館のカスタード
    料理女がほおばるロックケーキ、家族で囲むクリスマス・プディング
    迷宮入りのトライフル、探偵が捜査するジンジャーブレッドのレシピ
    従僕が焼く糖蜜タルト、貴婦人が作るサンドイッチ……etc.
    https://www.futami.co.jp/book/index.php?isbn=9784576190310

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著者プロフィール

北野佐久子(きたの・さくこ)
東京都出身。立教大学英米文学科卒。
在学中から児童文学とハーブに関心を持ち、日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のため渡英。
結婚後は、4年間をウィンブルドンで過ごす。児童文学、ハーブ、お菓子などを中心にイギリス文化を紹介している。
英国ハーブソサエティー終身会員、ビアトリクス・ポター・ソサエティー会員。
主な著書に『イギリスのお菓子とごちそう アガサクリスティーの食卓』(二見書房)、『物語のティータイム お菓子と暮らしとイギリス児童文学』(岩波書店)、
『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅』(大修館書店)、『ハーブ祝祭暦』(教文館)、『イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり』
『美しいイギリスの田舎 を歩く!』(ともに集英社be文庫)、編書に『基本 ハーブの事典』(東京堂出版)など。

「2019年 『イギリスのお菓子と暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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