- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576200903
作品紹介・あらすじ
老舗喫茶店の若き店主・小暮拓人は、子連れのイケメン弁護士・御影に一目惚れ。重いとフラれた過去から、クールに徹しようとするが…
感想・レビュー・書評
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亡き祖父の営んでいた喫茶店を継ぎ日々美味しいコーヒーをと格闘している拓人。
ある日スーパーで迷子の子供、維月を助けようとした所を父親の慶一に誘拐犯と間違われる。
すぐ誤解は解け維月には「ママになってくれませんか」とスカウトされ、その後2人との交流が始まるが…。
拓人が過去のトラウマからの慶一への態度があまりにもぎこちなくなっているのが可愛すぎて。
慶一もそれには気付いていながどれが本当の拓人なのかが分からず戸惑いながらも惹かれていってお互いいい雰囲気になっていたのにある誤解から拓人が悩み苦しんで離れようとしたのは辛かった。
両思いな2人でハッキリと誤解も解け恋人になれて良かった。
維月が可愛くこれから3人で幸せな家族になれると。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スピンオフの方を先に読んでしまいましたが、本作のほうが好みでした。
出会い最悪な割にスピード恋愛なのと、この作者さんおなじみ勝手に自己完結して逃げちゃうキャラなのがちょっとひっかかるものの、ほどよい変態くささとか良い。
タイトル、子供のセリフなんですね。ほほえましい。 -
▼あらすじ
老舗喫茶店の若き店主・小暮拓人は、子連れのイケメン弁護士・御影に一目惚れ。重いとフラれた過去から、クールに徹しようとするが…
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ストーリーの完全度:普通
トーン:ほのぼの
エロ度:普通
萌え度:高い
総合評価:★4.5
『両手いっぱいの恋』を読んだ時にも思いましたが、安曇ひかる先生の作品に出て来るおチビちゃんは本当に可愛くて良い子で癒されます…。今回も最後まで楽しく読ませていただきました。
ただ、出会いから体の関係に発展するまでの流れはちょっと早かったかな〜という気がしないでもない。拓人がゲイなのは良いとしても、御影もバイだなんて流石にちょっと都合が良すぎるような…?(^^;)
でも、そこからの展開はゆっくりで、御影親子と拓人の交流がしっかりと描かれていたので良かったです。
特にクールでドライなキャラを演じようとする拓人の無駄な頑張りには笑わせられましたね。傍から見たら変な子でしかないので御影が興味を抱くのも分かります(笑)
そして両想いなのに勘違いからのすれ違い。ネタ的には割と王道なんですが、安曇先生の書く文章は所々ノリが良くて面白いので気が付いたらニヤニヤしながら読んでいる事もしばしば(笑)
体から始まる関係でしたが、くっ付くまでの過程が丁寧に描かれているのでそれなりに読み応えもあり、何より基本的にはコミカルでほのぼのテイストなので疲れている時でも読みやすい感じなのが良かったです。
維月も発言がいちいち可愛くて癒されましたし、脇キャラの金剛寺も挿絵で見た時のインパクトが凄くて個人的にはかなりお気に入りのキャラでした(もっと出番増やしてほしかったくらい笑)
安曇先生の作品は今のところハズレ無しなので今回も期待して読みましたが、案の定、期待を裏切られる事なく最後まで楽しく読めたので満足度は高めです。
『両手いっぱいの恋』と同様、お気に入りの一冊になりました。安曇先生の次の作品を読むのが楽しみです(*^^*)♫ -
主人公が過去のトラウマで、色々間違った方向にぐるぐるしている姿が可愛くて、思わず笑ってしまう。登場人物のキャラも立っていて魅力的。感情移入して読めた。
コミカルとシリアスのバランスが絶妙。
さらっと読める。あったかくて、読んでいて疲れない作品。