- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576871592
感想・レビュー・書評
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なんかちょっとズルイ。。読者にフェアじゃないし。その必要はないのかもしれないけど、マットの視線でストーリーは流れて行くのに、何時の間にか気付いてて結論が出てる。うぅ〜ん、やっぱズルイんじゃないか?
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特筆すべき事はないかな。
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マット・スカダーシリーズ第二弾。お巡り上がりたが、お巡りでないからこそのフットワーク。1970-80年当時だから、物語の進行に固定電話が重要な役割を果たしている。携帯電話の今なら、どんな展開があるだろう?
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マットスカダー二作目。
最後何で真犯人が推理出来たのかが、
どうもよくわからなかった。
言われてみればそうなのだが実際そう考え着くかなぁと。
雰囲気的なところは好きですが。 -
「外はきれいよ。太陽、それに澄んだ空気」彼女は振り返って私を見た。「あなたは今頃の時期、好き?」
「ああ、とても好きだ」
「私も好き。十月、十一月は一年でいちばんいい季節だわ。でもいちばん悲しいときでもある、ちがう?」
「悲しい? どうして?」
「とても悲しいときよ」と彼女は言った。「だって冬が近づいてるんだもの」
というような重たい感じで幕が開き、スカダーは色々あって調査を始める。依頼人は同じ職業だった警官で嫌味な奴。警察内部の腐敗を暴いたのに、また同じ職場に戻れると思っている……。それにその依頼人の妻はとても美人だった。子連れだけれども。
冬が近づく。スカダーの心も温かさを求めてしまう。
本書は、『過去からの弔鐘』に続くマット・スカダー・シリーズの第二作。ニューヨークやそこに住む人たちの生活を、スカダーの目を通して垣間見れるのが面白い。別れた妻の子どもから時たま電話がかかってくるけど、変化があって物悲しい。ある場面では、コーヒーとバーボンのダブルを注文し、怒りに任して飲みすぎてしまう。ついつい感情移入をしてしまう。
本書の事件は謎としてはあれだし、スカダーの解決の仕方があまりスマートではない。が、それ以上に迫るものがある。彼自身の経験からか「殺人はいけない」信条を胸に刻み込んでいるからだろうか。
それにしても最後の電話のシーン、スカダーはどんな顔をしていたのだろう……。 -
アル中探偵マット・スカダーシリーズ。ちょっと、期待しすぎたかな?でも、読むごとに、愛着の湧いてくる主人公。他も読んでみます。