- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577003251
感想・レビュー・書評
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amazonに画像がありません。そんなにマイナーな本でもないはずですが。
作・絵とも佐野洋子さんによるもの。78年の発行です。
おばあさんと暮らす猫が、本当の友達を捜す旅にでます。
でも出会ったのはちょっと苦手な蛇。
敬遠する猫ですが、蛇はなにくれとなく猫を助けてくれます。
その途中経過も楽しいし、最後には蛇を家まで連れてきて、
おばあさんに、一生懸命蛇の良いところを説明している猫がいます。
その気持ちの変化が、読みどころかもしれませんね。
とはいえ、佐野洋子さんですからそんな説明などありません。
自分を過大評価している猫と比べ、蛇は自分の器をよく知っています。
それで、相手に多くを求めません。
ごちそうと言っても、「さかな一ぴきなまのまま」で良いのですから。
さて、猫と蛇と、どちらが魅力的なのでしょうね?
作者による後書きが、しみじみと心を打たれます。
最後までお読みになることをおすすめします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
佐野洋子の絵本は「100万回生きたねこ」しか読んでことがありませんでしたが、これも良いです。
友だちとは何か?
なんだかしみじみと、感動します。
子どもの時のことが思い出されます。 -
2018/8/17 16:56
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いいたいことが直接かいてるわけではないところが、大人向けな感じ。
味わい深い。
絵がまた、いっけん適当そうな筆致だけど絶妙に気持ちをあらわしていてとても好き。 -
さのさんの後書きがほんわかしました。人と人が友達になるきっかけって不思議です。
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2009.5.1