- Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577045749
作品紹介・あらすじ
小学2年生のさつきは知っていることはなんでもしゃべりたがる子。同級生のときちゃんは対照的で、なにをするのもゆっくり。そんなときちゃんにさつきは…。
感想・レビュー・書評
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ときちゃんはふつうのことちょっとちがう。やることがおそかったりして、ちょっといらいらしてしまう。ときちゃんの話すことは哲学的。
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「かめのこうらの中に、なにがあるとおもう?
あのね。こうらの中にはね、
おもいでがつまってるんじゃないかなあ」
ときちゃんは詩人だ。
だとしたら、なんでも知ってて、良い子にふるまって、でもどこかときちゃんが羨ましいさつきは、編集者かな。
いっしょに くもを見て、「きれい」
と言える編集者だったらどんなに素敵かな。
なんて。 -
読んでいくうちに涙が少し出てきそうになりました。自分の小学校の時のことを少し思い出して、主人公のさつきちゃんは2年生にしては何でも知っていて思い遣りのある女の子だなぁと思いました。人とは少し変わっていて、動きがすべてスローモーなときちゃんのことをよ〜く観察し、理解しているときちゃんは素晴らしいと思いました。作者の岩瀬成子さんは、こんな感じが得意ですよね。はまります。
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「小学2年生のさつきは知っていることはなんでもしゃべりたがる子。同級生のときちゃんは対照的で、なにをするのもゆっくり。そんなときちゃんにさつきは…。」
性格が対象的な二人が友達だっていう雰囲気はよかったのだけどちょっとふわっとしすぎていてだれのなんの話をしているのかわからないところが多かった。で、唐突に「ときちゃんと友達でよかったな」と終わる。うーん。