ともだちのときちゃん (おはなしのまど 5)

著者 :
  • フレーベル館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577045749

作品紹介・あらすじ

小学2年生のさつきは知っていることはなんでもしゃべりたがる子。同級生のときちゃんは対照的で、なにをするのもゆっくり。そんなときちゃんにさつきは…。

感想・レビュー・書評

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  • ときちゃんはふつうのことちょっとちがう。やることがおそかったりして、ちょっといらいらしてしまう。ときちゃんの話すことは哲学的。

  • 「かめのこうらの中に、なにがあるとおもう?

    あのね。こうらの中にはね、
    おもいでがつまってるんじゃないかなあ」

    ときちゃんは詩人だ。
    だとしたら、なんでも知ってて、良い子にふるまって、でもどこかときちゃんが羨ましいさつきは、編集者かな。

    いっしょに くもを見て、「きれい」
    と言える編集者だったらどんなに素敵かな。

    なんて。

  • 読んでいくうちに涙が少し出てきそうになりました。自分の小学校の時のことを少し思い出して、主人公のさつきちゃんは2年生にしては何でも知っていて思い遣りのある女の子だなぁと思いました。人とは少し変わっていて、動きがすべてスローモーなときちゃんのことをよ〜く観察し、理解しているときちゃんは素晴らしいと思いました。作者の岩瀬成子さんは、こんな感じが得意ですよね。はまります。

  • 「小学2年生のさつきは知っていることはなんでもしゃべりたがる子。同級生のときちゃんは対照的で、なにをするのもゆっくり。そんなときちゃんにさつきは…。」

    性格が対象的な二人が友達だっていう雰囲気はよかったのだけどちょっとふわっとしすぎていてだれのなんの話をしているのかわからないところが多かった。で、唐突に「ときちゃんと友達でよかったな」と終わる。うーん。

  • 【図書館】おはなしのまどシリーズ。ともだちのときちゃんは、わたしとちがって、おしゃべりがあまりとくいではありません。なにをするのもゆっくりです。私は、ときちゃんのようなタイプの子供でした。でも、さつきのような子が私の近くにはいなかったな、少しときちゃんが羨ましく思えました。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。
『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞、『もうひとつの曲がり角』で坪田譲治文学賞を受賞。そのほかの作品に、『まつりちゃん』『ピース・ヴィレッジ』『地図を広げて』『わたしのあのこあのこのわたし』『ひみつの犬』などがある。

「2023年 『真昼のユウレイたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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