こぐまと星のハーモニカ (おはなしのまど)

著者 : 赤羽じゅんこ

• フレーベル館 (2020年7月17日発売)

作品紹介・あらすじ

たっくんとけんかした日、ゴウのへやにふしぎなこぐまがやってきた。こぐまといると、ゴウは自分の気持ちにすなおになれて…。自分にだけ見えるこぐまとの、冒険いっぱいの夏休み。

感想・レビュー・書評

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年9月13日]

友達とけんかした小学1年生のゴウ。夜もんもんとしていたら、
トントコトトン　トントコトトン　と変なリズムで窓をたたく音。外をみたらへんな熊が立っていた。

熊とたくさんたくさん遊んで、夜に一緒に星をみて、
少しずつ、ゴウは自分の思いを打ち明けられるようになった。ケンカしちゃった友達と、本当は仲直りしたいこと。

「わかるよ。ぼくもケンカをよくするから。なかなおりって、むずかしい。むこうからあやまってくれたらって思う。」「うん。そうそう。」

[ayaponさんの感想 · 2022年9月26日]

自分だけに見えるこぐまとのひと夏の物語。最近は日本でもイマジナリーフレンドものが増えてきているように感じる。

[明るいベージュとキミドリさんの感想 · 2021年3月27日]

イマジナリーフレンドの話で、日本のもの。読みやすく、しっかり話が終わる。登場人物も最低限で幼年に薦めたい。

著者プロフィール

作：赤羽じゅんこ
東京都在住。『がむしゃら落語』（福音館書店）で、第61回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『なみきビブリオバトル・ストーリー　本と四人の深呼吸』（さ・え・ら書房/共著）で第４回児童ペン賞企画賞を受賞。
近著に『ひょうたん池の怪魚？』（講談社）、『ちょっとねがっただけ』（国土社）、『ＡＩマスクはいかがですか？』（フレーベル館）など。日本児童文学者協会常任理事。

「2023年 『ひと箱本屋とひみつの友だち』 で使われていた紹介文から引用しています。」