サラリーマン転覆隊が行く 上巻

著者 :
  • フレーベル館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577701201

感想・レビュー・書評

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  • 最初読んだ時困難ありか?と思って度肝を抜かれました。大人の遊びは本気でやらないと楽しくないんだぜって言われた気がしました。

  • 同じサラリーマンとして過激さを見習いたい。

  •  この本は大変に面白い。面白いのだけど「おい それはちょっと違うと思うぞ」って事がいーっぱいあるので申し述べる。 登場するサラリーマン隊員たちは基本的にあまり川とカヌーが好きでは無いらしい。なにかと理由をつけて川に入りたがらないしすぐにカヌーを降りたがる。 まっ、サラリーマンだから仕方ないか。 キャンプらしき事は一応行うが、自分達で料理はしない。出来合いのものを近くのスーパーで買って来るのが基本。たまーにお湯を沸かしてカップラーメンやレトルトカレーを温めるだけ。いつもいつもこの調子。 まっ、サラリーマンだから仕方ないか。 根性と言うものは全く無い。少しばかりシンドイおもいをしたり、危ない目に会うとすぐに回れ右して逃亡する。これが全員一致の多数決結論でこうなるから、その音頭をとるホンダ隊長もその面目躍如というものだ(意味が逆だけど)。 まっ、サラリーマンだから仕方ないか。 金曜の夕方出発して月曜の朝一番の飛行機で帰ってそのまま仕事、っていうパターンが多い。想像するだけで疲れる。そしてその通りの「疲れる疲れる」としつこいぐらい書いてある。 まっ、サラリーマンだから仕方ないか。  仕事のときは毎晩帰宅は深夜で、残業は平気で100時間とか書いてある。そんなの当たり前だろうが、わざわざ書き立てるようなもんじゃない!と思うが、身近に感じられるところは少しある。 まっ、サラリーマンだから仕方ないか。 CMを制作する関係のお会社に勤めている様子で、しきりとクライアントのことを書いている。それが「トヨタ自動車」だの「フジゼロックス」だの「キリン」だのと超一流のところばかりが出てきやがる。そんな超一流会社の名前ばかり出しやがって、読んでいて「ケッ、それでいったいなにが言いたいんだよ」という反感をつい持ってしまう。 まっ、サラリーマンだから仕方ないか。  こいつらホントにばかである。川くだりカヌーの積荷になぜサイフや免許証やクレジットカードを入れるのだ。過去に他の隊員が何回も転覆して荷も流されて無くしているところを観ているだろうにほんとにばかである。 まっ、サラリーマンだから仕方ないか。 激流横綱吉野川への挑戦で。ケガをした隊員が夜ホテルから自分の家に電話したら妻に三行半を言い渡された、と書いてある。フームこれはめったに聞かないなぁ。三行半は普通夫が妻に突きつけるものだろうが! まっ、サラリーマンだから仕方ないか。 シーナ隊長ひきいる「あやしい探検隊」とは全く趣のことなる「街中軟弱カヌー隊」ですが、まっ、サラリーマンだから仕方ないか。 そして、そういう気になる事がいっぱいなのに読んでいてたいへん面白いので下巻も読みます。

  • 数年前、この本おかげで、我が家もカヌーを購入、デビューしてしまいました・・・某有名広告代理店に勤める隊長こと著者の本田氏は、仕事と家庭の間隙をぬっては、隊員達とともに自然の中に突入!轟沈!わははっと大笑いして、川原で宴会、川原から仕事の現場に直行するという・・・決して決して普通は真似したくてもできないよ!という遊びの達人です。くさくさする時は読み返して、わっはっはっはと、大笑いしては気分転換させていただいてます。

  • サラリーマン転覆隊の1作品目です。一流企業のサラリーマンが豪快にカヌーを楽しむ、かなり笑える1冊です。カヌーをやっていない人でも十分楽しめると思います。というかカヌーをやっている人が読めば驚いてしまうかもしれません。とにかく本を読んで笑いたい人には一番お勧めできる本です。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。1974年に日大芸術学部を卒業後、電通にCMプランナーとして入社。以後、「ピカピカの1年生」など数多くのヒットCMをつくり、国内外の広告賞を200本以上を受賞する。1990年に環境マンガ「エコノザウルス」を立ち上げ、環境啓蒙活動を始める。1997年にアウトドア雑誌「ビーパル」にてカヌーによる冒険旅の連載を始める。2011年にエグゼクティブクリエーティブディレクターとして東日本大震災時のAC広告を多数制作した後に電通を早期退社。以後はフリーランスとして、様々なクリエーティブ制作と講演活動を続けている。

「2020年 『エコかるた―楽しく学べる環境絵本―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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