ソラマメばあさんをおいかけろ

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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579404032

感想・レビュー・書評

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  •  タンタが観察の宿題用に学校からもらってきたソラマメが、おばあさんに姿を変えて逃げ出してしまった!その名もミソラ・マメリー。タンタは姉のカオルとともに追いかける。
     という奇想天外な話。お説教くさい雰囲気は微塵もない、というかむしろ、野菜に変装して野菜の町に侵入したり、ダイコンのダイコおばさんをおろしがねで脅したりと、犯罪行為を重ねての大冒険が繰り広げられ、最後まで話の展開が予想できない。野菜の町の様子の絵も楽しい。大人も子どもも一緒に楽しめそうな一冊だった。

    • akikobbさん
      たださん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      漢字の高楼方子さん名義の本もいずれ読みたいのですが、今は、ひらがな名義の作品をたく...
      たださん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      漢字の高楼方子さん名義の本もいずれ読みたいのですが、今は、ひらがな名義の作品をたくさん読む楽しみにハマっております。
      少し前に読んだ『ねこが見た話』も奇想天外系のお話でしたが、このソラマメばあさんの話も読んで改めて、私はこの感じは大好きだぞと思いました。話の展開も面白いですが、セールで混雑しているデパートの様子を「おばさんのごった煮」と表現するなど、文章にもおかしみがあるところも好きです。
      よろしければぜひ、読んでみてください♪
      2023/08/20
    • たださん
      akikobbさん、お返事ありがとうございます♪

      『文章にもおかしみがあるところ』、私もそう思います。
      確か『すてきなルーちゃん』の中にも...
      akikobbさん、お返事ありがとうございます♪

      『文章にもおかしみがあるところ』、私もそう思います。
      確か『すてきなルーちゃん』の中にも、「あじゃじゃー」や「ぎゃふん」といった表現があって、何か高楼さん自身の個性が出ているようで、こんなこと言う人なのかなと想像して楽しんでます(^^)

      それから、紛らわしい書き方をしてすみません。
      私は、高楼方子さんと、たかどのほうこさん、それぞれ素敵な作品だと思うので、どちらも楽しみにしております(*'▽'*)
      2023/08/20
    • akikobbさん
      たださん、お返事ありがとうございます。
      謝っていただくことなどありませんです。
      分量的に短くてすぐ読み終わることができそうなものから、気が向...
      たださん、お返事ありがとうございます。
      謝っていただくことなどありませんです。
      分量的に短くてすぐ読み終わることができそうなものから、気が向いたらほいほい読んでますという意味で、ひらがな名義の方を…と書きました!

      『すてきなルーちゃん』も、そういう面ありましたよね。高楼さんの書かれるものをいくつか読んできた今、特にこういった面白さが前面に出た作品から、私は、「面白くて、本当に大事なことのためなら多少のルール違反もできる、子どもから人気のある先生」のようなお人柄を感じています。
      2023/08/20
  • ▼8歳の娘が妻と楽しそうに読んでいたので、読みました。
    ▼小学生のタンタくんが、自分が観察用に先生から貰ったソラマメに、逃げられてしまう。逃げられちゃったな、と思っていたら、デパートでソラマメがおばあさんの姿になっているのを発見。姉とふたりで「観察用に戻って貰うために」追跡を開始します。
    ▼なかなかエンタメで、妙に教訓ぽくなくてオモシロかった。まず、タイトルが秀逸だと思います。

  • たかどのさんワールドは安定のおもしろさ!
    デパートでカオルとタンタの姉弟が偶然発見したのは、タンタの家から逃げ出しておばあさんに化けたソラマメ!?尾行を開始した二人は電車に乗ってソラマメばあさんを追って野菜の町へ。
    野菜の町の野菜人間たちや公園の様子に6歳の息子は興味津々。
    ハラハラドキドキ、ユーモアたっぷりの展開はずっと読んでいたいほど魅力的。デパートで買った〈おろしがね〉がまさか後半あんな使われ方をするなんてw
    カオルお姉ちゃんの「サイコーにエライ!」行動力や機転には心の中で拍手喝采だった。

  • やさいのやさしい町w
    子どもの頃、大冒険をした気がするんですよね。全然覚えてないけれど、興奮した記憶だけはある。
    きっと、みんな、なにかしらのやさしい町に出会ってるんじゃないかなぁ、忘れてるだけで。

  •  お母さんの買い物に付き合いデパートへ行くかおるとタンタの2人が文房具店で見た緑色の服を着たおばあさん。その人は…
     2人のコンビネーションは絶妙でとてもおもしろい物語です。
    (カウンター担当/向日葵)夏休みに読みたいおすすめの本

  •  おとといタンタが学校から観察するためにもらったソラマメが昨日消えた。次の日母と姉とデパートに出かけたタンタはソラマメみたいなおばさんを発見した。「僕のソラマメ!」と直感したタンタは姉のカオルとソラマメをお皿に戻すために後を追うことに。
     電車で降りた町はやさいの町で…二人は指名手配されながら、ソラマメばあさんをさがすことに。

    ペンネーム:ウィード

  • 工夫して忍び込む様子にワクワクします。

  • 児童書

  • おもしろかったー。だけじゃなく、ほっこりした。だけじゃなく、けっこうシビアだったりもした。だけじゃなく、くすり。もあった。
    うん、たかどのほうこさんだー。

  • ミソラマメリー。
    ばあさんの名前。

    不思議な世界へいつしか巻き込まれる…。

    楽しいお話。

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著者プロフィール

函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。長編物語に『ココの詩』『時計坂の家』『緑の模様画』(以上福音館書店)、『リリコは眠れない』(あかね書房)など。近刊に『トムと3時の小人』(ポプラ社)『黄色い夏の日』(福音館書店)など。大人向けの小説に『ゆゆのつづき』(理論社)がある。2021年野間児童文芸賞を『わたし、パリにいったの』(のら書店)で受賞。札幌市在住。

「2022年 『のはらクラブのちいさなおつかい 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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