- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582127157
作品紹介・あらすじ
ジャズ、ロック、ブルース、ヒップ・ホップ、フォーク、シャンソン、カントリー、ヒルビリー、ゴスペル、ソウル…20世紀を彩るさまざまなポピュラー音楽をクロスオーヴァーさせた画期的な試み。写真多数、年表・索引も付いて、見て楽しく読んで役に立つ必携本。
感想・レビュー・書評
-
まさにこういう本を探していた
包括的かつ多角的に様々なジャンルのポピュラー音楽の成り立ちや関係性、社会的背景が知れるとてもありがたい本
時代軸だけでなく、国ごとに書かれているのも良かった
これを読むとポピュラー音楽への解像度が上がる
ロックだけに限定してたり、アメリカ音楽とかヨーロッパ音楽とかに限定されてる本が多いので、これを見つけた時は興奮した
アフリカ音楽からの影響とかそういう所から書いてある本をまさに探していた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
8月21日読了。1900年から2000年まで、20世紀の世界中におけるポピュラー音楽の変遷を追う本。20世紀初頭は世界各地に固有の音楽があり土地の人々がそれを楽しんでいたところが、ラジオ・テレビの発達、レコードや録音技術の発達、アメリカ文化の台頭がそのバランスを変えていったのだな。「発見・発掘」されるものではなく昔から存在していた音楽と技術の進歩による新しい試みが常に混ざり合う過程は常に「冒険」であり、時代の流れもあるがその冒険を常に試みてきたアーティストやプロデューサーたちの歴史は実に輝かしい。中でも、1940年代のエレクトリックブルースの出現、1950年代のロックンロールの流行、1960年代のビートルズ旋風とブリティッシュ・インベイジョンのくだりは実にスリリング。