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- Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582454482
感想・レビュー・書評
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海軍には何となく開明的で理知的なイメージが確かにあった。太平洋戦争に至った原因は複雑だが、実は海軍にも相当のセクショナリズムがあって対米戦の開始を避けられなくなったことがよくわかる一冊だった。北支事変以後のいわゆる南進についても海軍が推し進めた航空兵力によるものだったことは恥ずかしながら余り知らなかった。軍令部が天皇に作戦計画を報告しているのだからいまさら戦争できないとは言えないとか、戦争できないと言えば予算は削られ陸軍の思うつぼになるとか、そういった派閥意識によって国民のみならず東アジア全域に壊滅的な被害をもたらす戦争に雪崩れ込んでいったことは忘れないでいたい。
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盧溝橋事件から真珠湾攻撃に至るまでの経緯がわかる。
海軍と陸軍の対立が太平洋戦争の一因のように読めた。
アメリカとの戦争の練習として日中戦争が位置付けられている。
交渉が進んでいたにもかかわらず、戦争に繋がる意図的な事件を海軍が起こして日中戦争に入っていった。
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