盤上遊戯の世界史 - シルクロード 遊びの伝播

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582468137

作品紹介・あらすじ

陸と海のシルクロードを伝って、盤上遊戯は人から人へと渡っていった。やがて奈良にいたる伝播の経路を検証し、人類の「遊び心」の壮大な歴史を描く。囲碁、将棋、チェス、麻雀…。遊びの来歴をたどる旅。

感想・レビュー・書評

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  • テーマ史

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    そういえば、日本は世界史的に見れば、シルクロードの東の果て、最終地点なのだなあ。
    (これ以上東にいくとアメリカ大陸だし)

    ざっと読むと、作者によるボードゲームの発生は3種類くらいあり、種まきを模したものか、駒2つでゴールまでの早さを競うものと、占い・賭博と結びついたもの、軍事演習から発生したものとのこと。

    さいころは動物の骨の一部分から開始し、そこから鉛筆みたいな4角が派生し、さらにそれが小さくなってサイコロになった、とのこと。
    後半ではなぜ日本で外国ではやっているゲームがさしてはやらなかったのか(種蒔き系は入ってきた形跡もない)の考察になっていく。

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著者プロフィール

1930年長崎市に生まれる。旧制甲南高等学校卒業。以来、将棋史および盤上遊戯史を研究。
大英博物館リーディングルーム・メンバー、国際チェス史研究グループ会員、チェス史研究支援財団名誉会員、チェス・コレクターズ・インターナショナル会員、遊戯史学会会長、日本将棋連盟将棋歴史文化アドバイザー。第17回将棋ペンクラブ大賞特別賞、第21回大山康晴賞受賞。
著書に、『賭博の日本史』『碁打ち・将棋指しの江戸』『碁打ち・将棋指しの誕生』『将棋の起源』『盤上遊戯の世界史』『日本遊戯史』『日本遊戯思想史』『将棋の歴史』『遊戯の起源』『江戸の目明かし』(以上、平凡社)、『将棋I・II』『盤上遊戯』『賭博I・II・III』『碁』『さいころ』『すごろくI・II』『合わせもの』『チェス』『遊戯I・II』(以上、法政大学出版局)、『将棋の駒はなぜ40枚か』(集英社)、『ゲームの博物誌』(JICC出版局)、『将軍家「将棋指南役」』(洋泉社)、『小さな藩の奇跡』(KADOKAWA)など。

「2021年 『〈大橋家文書〉の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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