多田富雄 からだの声をきく (STANDARD BOOKS)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 80
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582531640

感想・レビュー・書評

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  • シリーズの中ではわりと最近まで生きてた人で馴染み深い話題もでてくる
    能の話はよくわからないけど深みを感じた

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50137817

  • 免疫は自己と他者を分かつシステムであるという視点と、事物や時空の関係性を再構成・統合する能の世界観の美。病により半身不随となってなお更に深い洞察へ至る凄み。

  • ごく最近までご存命だった方だけあって、文章はとても読みやすい。
    免疫学、全く知らない世界ながら、能の世界観と相まって静かに、すらりと入ってきた。
    理知的で、とても高尚な空気をまとっている。
    如何にも教養深い、文化人という感じだった。
    そして、闘病の部分。冷静で、前に向かう強い意志に圧倒される。
    思考することを奪われないということが、何よりも強いということを知った。

  • 「免疫学個人授業」を読んでから気になっていた教授。
    多田富雄さん。
    副題は「からだの声をきく」
    のように、何項目にもわたる、体の話は実に興味深く
    専門的知識がなくとも楽しく次から次へと。

    人の体はどうなってるんだろうか?
    病気はどう体に侵入し、どう体は対抗策をこうじるのか?
    我々の体の中は気がつかない戦いの繰り返しで、思う以上に忙しく休む暇もない。
    そんな宿主の我々ができること、注意することは?
    そばに置いてなんども読みたくなるような一冊。

  • 免疫学者多田富雄のエッセイ集。

  • 請求記号 914.6/Ta 16

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著者プロフィール

多田富雄(ただ・とみお、1934-2010) 
1934年、茨城県結城市生まれ。東京大学名誉教授。専攻・免疫学。元・国際免疫学会連合会長。1959年千葉大学医学部卒業。同大学医学部教授、東京大学医学部教授を歴任。71年、免疫応答を調整するサプレッサー(抑制)T細胞を発見、野口英世記念医学賞、エミール・フォン・ベーリング賞、朝日賞など多数受賞。84年文化功労者。
2001年5月2日、出張先の金沢で脳梗塞に倒れ、右半身麻痺と仮性球麻痺の後遺症で構音障害、嚥下障害となる。2010年4月21日死去。
著書に『免疫の意味論』(大佛次郎賞)『生命へのまなざし』『落葉隻語 ことばのかたみ』(以上、青土社)『生命の意味論』『脳の中の能舞台』『残夢整理』(以上、新潮社)『独酌余滴』(日本エッセイストクラブ賞)『懐かしい日々の想い』(以上、朝日新聞出版)『全詩集 歌占』『能の見える風景』『花供養』『詩集 寛容』『多田富雄 新作能全集』(以上、藤原書店)『寡黙なる巨人』(小林秀雄賞)『春楡の木陰で』(以上、集英社)など多数。


「2016年 『多田富雄のコスモロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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