異端の精神史 (叢書ヒストリー・オヴ・アイディアズ 18)

著者 : A.モミリアーノ 桜井万里子

• 平凡社 (1987年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

を撃ち続ける異端思想の系譜と、その多様なあらわれを広範な視野から跡づけるの考古学。7論文を収録。

感想・レビュー・書評

[モンタニャールおじさんさんの感想 · 2015年7月22日]

「古典古代世界における不敬虔」、「グノーシス主義」、「千年王国論」、「妖術」、「中世の異端」、「中世における預言」、「ルネサンス以降の異端」が収録されている。基本的には、「敬虔」や「正統」に対置される宗教的態度や思想にスポットライトが当てられている。各項目の分量はそれほど多くないが、要を得た記述と文献表によって、最低限必要な知識を得られるよう工夫されている。