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- Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582761559
作品紹介・あらすじ
「金のわらじ履いても地面の上にゃ探しあてきらん」-苛酷な地下労働の集団のなかで生まれ、今は失われた精神の形を、近世・近代の長い歴史と、ヤマを追われた人々の多様な声の中に探りあてる。
感想・レビュー・書評
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精神史とあるけれど、炭坑労働史とあいまって、非常に興味深い内容であった。労使間の問題もあるけれど、むしろ鉱夫同士の問題や、鉱夫あるいは採炭業全体に漂う「空気感」が見事に浮かび上がってくる。
ある意味、陰惨な社会ではあるが、かならずしもそのネガティブな面だけを強調すること無く、淡々と書き綴られているところがいいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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