もし僕らのことばがウィスキ-であったなら

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 516
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582829419

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹の文章とウィスキー。良いね。本当に相性が良い。
    なんだか読んでるだけでオシャレな気分になれる。
    いつかこの本に描かれているアイラ島やスコットランドの街に行ってみたいものだ。

  • 村上春樹の最高の文章を選べ、と言われたら私はこれを選ぶ。
    至高の紀行文学。
    しかもお酒軸。
    もう全方位的にたまりません。

  • ウィスキーはあまりわからないが、読みながらアイルランドを旅しているような気分になった。

    すごくゆったりとした時間を、本を通して感じることができた。

    ウィスキーを片手に、非日常を味わう大人な楽しみ方が何十年後かにできる人であれたら素敵な人生だなと思った

  • 本というほどの、分量はないのだが、シングル、モルト、ウイスキーを飲んでみたくなり、旅行したくなる、ように、村上春樹の個性印ここにあり、な文章。村山春樹が好きな人は期待どおりだし、嫌いなひとには嫌味かなとおもう。

  • 春樹節、ひたすら旅とウイスキー。ゆっくりしたい日の午後に読む本。
    人の心の中にしか残らないもの、だからこそ何よりも貴重なものを、旅は僕らに与えてくれる。

  • 短くて読みやすい、村上春樹の旅エッセイ。
    比喩をふんだんに散りばめた文体は相変わらずで、少しやりすぎくらいかなとも思ったが、それが村上らしさなのかなぁとも思った。
    「うまい酒は旅をしない」
    酒を、その作られた産地に近い場所で飲むという経験はその酒の味、香りを何倍にも良くすると書いてあり、本当にそうだなと思う。
    シングルモルトを最近好んで飲み始めた自分からすると、この本を読み、アイラ島やアイルランドを旅してウイスキーを味わう経験を早めに積み、その後の人生におけるウイスキーの味を大きく変えてみたいなと思える、そんな動機づけの一冊でもあった。

  • ウィスキーの勉強になった

  • シングルモルトを生牡蠣に注いで食べる仕方をこの本で教えてもらい、実行いたしました。
    https://ameblo.jp/yasuryokei/entry-12673405872.html

  • 2003年から2007年にかけて、ちょくちょくアイルランドには通っていたのに、今ではウィスキーにハマっているのに、当時は全くウィスキーに興味がなかったのは全く惜しいことしたなあ、と思いながら、読み終えました。

  • 2019年6月7日読了

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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