- Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582832075
感想・レビュー・書評
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ソドム百二十日の抄訳。さあこれから、ってところでぶっつり終わるんですが。
堕落と汚わいに関する描写の力がよい。
何より町山久美さんの絵が!
盛大に不穏で尊大な感じ。
ホラードラコニアシリーズは一度読んでみたくてどれを買おうか迷ったけれどタイトルと表紙の素敵さでこれにした。よかった。
会田誠の「ジェローム神父」も読みたいな。
大人の紙芝居的な作品。 -
サド『ソドム120日』抄訳。ありきたりの性交に飽きたお金持ちの変態4人が、犠牲者となる8人の美少女と8人の美少年を壮大なオーディションで選び、さらに8人の巨根の青年、不潔な召使い婆4人、悪徳の語り部熟女4人を用意して、城に閉じこもり饗宴をスタートさせる。本書はその開宴前の序章のみ収録。
イラストは町田久美。一見シンプルなコミック風の線画だけれど、実はすべて墨と筆で描かれているというのに驚く。澁澤龍彦のエッセイ「反社会性とは何か」も収録。 -
『ソドム百二十日』の饗宴が始まる前まで。
河出文庫でこの本は持っているのですが挿絵の有無、小さな文字の文庫と違い凝った頁に大き目の文字で異様な迫力を感じてしまいました。
挿絵は好みが分かれそうです。私は馴染めませんでした…。
「優しくおしえて……」と帯にありますが『ソドム百二十日』は少しも優しくありません。マルキ・ド・サドですから。
あとがき的な『反社会性とは何か』が興味深いです。 -
ソドムの120日
人物イメージがグロ -
禁忌の世界を覗いてしまったような気分。挿絵に惹かれた。
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2013年10月27日
<LES 120 JOURNEE DE SODOME L'ECOLE DE LIBERTINAGE, 1785>
ブックデザイン/鈴木成一デザイン室 -
苦痛を若干みずで薄めた感じ。
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[要旨]
最悪のマッド教授陣による、究極の変態小説。現代アートで読む渋沢龍彦第3弾。 -
新書購入
変態本。
煽り文句が、『暗黒の森の城館に拉致誘拐された十六人の美少女美少年。待つのは二十八人の性犯罪者たち。放蕩変態の限りを尽くすこの外道学校から、誰か生きて卒業できるのか』となってます。
……期待させておいて、中味は。
どうやらサドという人は、変態な人をこよなく愛しているようで、その説明だけで終ってます。生贄の美少女美少年なんかは、十把一からげ。変態行為も、女性たちの性の武勇伝もまったく触れないまま、終わり。
ここで述べられているのは準備だけ。
あとは想像しなさいよ。小道具はそろえましたよ。好きに遊んでくださいな。
っという感じ。
そりゃないでしょ。
ハードカバー本で、高いわりにページ数少ない。
そりゃあもう、不満ばかりです(笑) -
エロスという言葉で表現することが陳腐すぎるほどの過激な内容。変態過ぎてマルキ・ド・サドの本を全て読みたくなった。淫蕩な行為が始まる前に終わってしまったのが残念でならない。その先まで読んでみたかった。
読みたいと言いつつ未だに読んでいなかったり・・・。思い出したんで読んでみます。
読みたいと言いつつ未だに読んでいなかったり・・・。思い出したんで読んでみます。