ユネスコ 「無形文化遺産」

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835878

作品紹介・あらすじ

世界遺産と並ぶ文化保護制度「無形文化遺産」-。洗練された能や歌舞伎はむしろ例外。学芸会と見紛う寒村のチャンバラ劇、荒廃した祖国を逃れ、異郷で伝える父祖代々の旋律、政治に利用される紛争地域の祭り…グローバル化と時に対立し、時に結託して生き続ける、伝統文化のさまざまな姿。

感想・レビュー・書評

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  • 普段の暮らしとは異なる時間と空間で文化が展開される例は多い。多くの著名な芸能は特殊な技能や知識を身に着けたプロの手によって演じられる。無形の文化の保護を論じる際にも、まず生活と文化を切り離し、文化だけを伝えようとする考えが主流だった。
    自らのアイデンティティにつながる文化と違って、日常の生活は毒に誇るものでもなく、後世に伝えるものでもないとみなされてきた。

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著者プロフィール

国末憲人(くにすえ・のりと)
朝日新聞ヨーロッパ総局長。1963年岡山県生まれ。1985年大阪大学卒。1987年パリ第2大学新聞研究所を中退し、朝日新聞社に入社。パリ支局員、パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長などを経て現職。著書に『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(以上、草思社)、『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(以上、新潮社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)、『ポピュリズムと欧州動乱』(講談社)などがある。

「2019年 『テロリストの誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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