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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582841749
感想・レビュー・書評
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1959/7/9 ハイファのスラムでモロッコ系ユダヤ人が警官に射殺されたとの情報が拡散し暴動を起こす。イスラエルに来たモロッコ系ユダヤ人は生活習慣の違いもあってイスラエルにうまく馴染めておらず、社会の最下層としてエスタブリッシュメントなら疎んじられていた。ハイファ港に到着後は国境沿いの開発都市に押し込まれたが適応できず大都市に戻ってスラムを形成する人も多くいた。
また1970年代には米国の黒人至上主義のブラックパンサー運動に触発され出身地域による不平等の是正、モロッコ系ユダヤ人の待遇改善を求めて示威運動を行った。(一方で中東系ユダヤ人は敬虔な人が多く運動拡大には繋がらなかった。)
当時のイスラエルは建国時からの与党である労働党が政権を握っており、彼らの不満は労働党と正反対の存在である右派政党リクードへの投票へと向かった。
リクードもアラブ系に対する中東出身ユダヤ人の優越性を訴え彼らの票を取り込んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イラクからイスラエルに移民してきたあるユダヤ人少年が、移民直後の新移民者用特設キャンプ(マアバラ)の貧しい生活から抜け出し、豊かなキブツに派遣されることになった。ところが、キブツは自分にはなじみのないヨーロッパ的生活とそれを支える価値観が支配する世界だった 。
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