- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582850666
感想・レビュー・書評
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mmsn01-
【要約】
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【ノート】
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日本の国民食であるカレーライス。そのカレーライスに対するイメージは世代によって違うようだ。
例えば著者のイメージだと黄色いドロっとしたカレーだが、ぼくのイメージだともう少し茶色いルーでスパイシーなカレーだ。
イメージは違えど、カレーが好きな点は変わらない。なぜ日本人はこれほどまでにカレーを愛するのか、カレーの歴史を通して日本人の正体を探る。 -
カレーはおいしいよね~。
「いちばん好きな食べ物は」と問われたら、僕は躊躇なく「カレー」と答える。
カレーほど美しい料理はない。
ご飯と肉と野菜を大量に摂取できる、まさに「完全食」。そしてどんな食材だろうが取りこんでしまう懐の深さ。ああ美しい。
てことで、カレーについて書いている本で悪書なんてないのである。
本書はカレーの歴史、特に黎明期を詳しく書いていたのがよかった。
あと著者の言う「舶来ものの先端をゆく料理」というイメージがあったからこそ日本人に受容されたのではないか、という意見には説得力を感じる。なるほどね。 -
西洋へのあこがれから家庭の味へ。日本の技術と執念がここに。
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[ 内容 ]
アウトドアならやっぱりカレー、二日酔いでもなんとかカレー、お蕎麦屋さんでもときどきカレー、お正月でもかまわずカレー、アジアに生まれ、西洋の風に乗ってやってきた“食の王様”、この異なる二つの文化を日本人はどう受けとめ、どう取り入れたのか?
和洋折衷メニュー考案、国産カレー粉づくりへの奮闘、テレビCM戦略、レトルト戦争など、カレーライスによせる熱い情熱のすべて。
安くて旨くて早いから?
いいえ、カレーライスを愛する理由は、もっと奥が深~いのです。
[ 目次 ]
プロローグ カレーとはいったいなんだ?
第1章 カレーは文明開化のクスリだった
第2章 日本でカレーはどう変身したか
第3章 カレーライスの先駆者たち
第4章 日本の軍隊はカレーが好きだった
第5章 奇跡の再生と百花繚乱のカレー
エピローグ カレー好きな日本人の不思議
[ POP ]
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☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
カレーがどのように日本に伝わり、どのように普及していったかがわかる一冊。
私は「インド人もビックリ!」以降の世代の人間なので、インドが発祥と言うことは当然知っているが、明治初期にはカレーライスは和洋折衷の食べ物であり文明開化の象徴であった。西洋料理としてではなくインド料理として伝わっていたらこんなに日本では普及しなかったであろう。
■この本を知ったきっかけ
小飼弾『新書がベスト』で紹介されていた。
■読もうと思ったわけ
カレーが好きだから。 -
何気にカレーの歴史は奥深いものがあります。
かの軍隊でもカレーはメニューとして出ていたのですから。
蛇足として敵語を嫌悪していた時代にも
海軍のほうではカレーと言う名称が残っていたとか。
その他にも
カレーの歴史を眺めていると
結構現存する食品会社がちらほらと出てきたりするのです。
これには驚きましたね。 -
なぜこういうカレー本が好きなのか(笑)と聞きたいほどこういう類の本はあるような気がするが。
あまり目新しい説はなく、可もなく不可もナシと言う印象。
一冊読んで見るのもよし、と言った感じか。