- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582850918
感想・レビュー・書評
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本書は、ワニについて、歴史考証的(古代中国には、ヨウスコウアリゲータがいて、それが「龍」であった)、古代生物学的、解剖学的に考察し、さまざまな観点からいろいろな結論を導き出す。その手法はユニークで参考になるものの、書かれていること自体はあまり興味深いものではない。
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空想の動物「龍」とは何か? 真面目に科学的に(考古学的に?)書き進められている本。面白く読み進められる内容。
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「干支の辰とはワニのことではないか?」という仮説を、しっかりとした学術調査をもとに解説した良著。著者の青木氏は独学で両生爬虫類学を広く身に付けた日本屈指の(唯一の?)ワニ類研究家である。決して古くない、新しい「龍」の姿が本書で甦る。
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[ 内容 ]
伝説の動物「龍」とは何物だったのか。
動物学や古生物学、考古学を駆使して、漢籍にたびたび登場するこの動物の正体が、古代の中国に生きていた巨大なワニであったことを解き明かす。
架空と実在をつなぎながら、その食べ物や絶滅した恐竜との違い、人間との深くて微妙なかかわりなど、ワニのすべてを知る。
ワニはちっとも恐くない。
この魅力溢れる動物が好きになる本。
[ 目次 ]
第1章 龍は実在の動物だった(龍信仰の起源 龍が姿を消したわけ ほか)
第2章 恐竜にならなかった龍・ワニ(ワニのオスとメス シイタケ問答 ほか)
第3章 ワニのかたち(クロコダイルとアリゲーター 失われた唇 ほか)
第4章 ワニの食卓(魅惑の唇 サラダは嫌い? ほか)
第5章 人との関わり(恐竜本なんて嘘ばかり 原始人の武器 ほか)
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