- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582853766
感想・レビュー・書評
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民法の財産法について、典型的な事例を挙げながら分かりやすい言葉で解説している本です。
同じ新書版の民法入門でも、星野英一の『民法のすすめ』(岩波新書)はかなり重厚なテーマが扱われていましたが、こちらは文字通りの入門書です。とはいえ、民法の精神を支える契約の自由についての目配りが随所でおこなわれており、民法の根本的な考え方を学ぶことができます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
民法が全然わからない人向けの入門書。自分には法律用語を学ぶのに役立った。
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民法についての考え方に特化して書かれた一冊。
イギリスやドイツの19世紀にあった法律をもとにして約100年前に制定された民法について、現代社会において通じる場面や様々なケースにおける民法の考え方が理解できました。
またイギリスなどの欧州においての文化の違いにも触れられており、勉強になりました。
著者の民法の見解が多く書かれていました。
図解されている解説がもう少し多ければ理解が進むであろうと感じました。そして、基礎的な知識がないと読み進めていくのも難しいと感じました。
本書で学んだことが19世紀の欧州が理想とした自由な近代市民社会と民法の関係性を日々の中で感じていければと思いました。 -
[ 内容 ]
わたしたちの日常生活において、最も基本的な法律である「民法」。
一〇〇〇余条からなるこの大法典の姿をつかむには、その「考え方」を知ることが早道です。そんな“押さえドコロ”を基礎からていねいに解説。
「考え方」がわかれば法的センスも身につきます。
学生から社会人まで、知識ゼロから学べて、本当に「わかる」民法入門。
[ 目次 ]
「正しい答えが一つ」ではない
民法という法律
自由で平等な権利の担い手
物権って何だ?―物の自由な支配の確保
物への権利を示す方法―物権の公示の原則
自由な物の支配のために―物権の秩序の維持
債権はどう生まれ、どう消えるのか
債権はどんな性質を持つか
民法の考える「自由な契約」とは?
合意は「対等な当事者」によって―自由な契約へのお膳立て(1)
「真意なき意思表示」をどう扱うか―自由な契約へのお膳立て(2)
法の救いが得られない契約―自由な契約へのお膳立て(3)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
本当に入門。
そういえば「善意の第三者には勝てなかった」ね、と昔勉強した記憶が蘇ってきた。
そして、やはり地上権と賃借権の違いがしっくりこなかった。
最後の方は、著者も簡単に説明するのが飽きてきたのか、文章が急に難しくなった気がする。
ただ、全体としては、すごくわかりやすくて良い本だと思う。
弁護士が勧めるぐらいだから当然か。 -
小菅成一先生推薦
私たちの日常生活において基本的な法律である「民法」。でも、民法というと、債権、物権などなど、難しい用語がたくさん!! そうした難しい民法を基礎から丁寧に解説したのが本書です。本学の経営法コースの学生に読んでほしい一冊です。 -
民法の条文は膨大だけど、そのキモとなる考え方を出来る限り平易に述べていて、なかなか勉強になった。
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民法のことがわかりやすく解説している本です。
あまりたくさん専門用語も使用せずに対象を民法を知らない人々に絞って書いているので比較的初心者も読みやすい本です。
内容は民法総則が中心です。
具体的な事例を載せてあり、それを見て複数の回答を示していっています。
読んでいて面白くついつい引き込まれてしまいます。
法学部に入部したての初心者には読む価値がありますが、ある程度の知識を得ている人にはあまり参考にならないかもしれません。
復習というより読み物と割り切って考えるといいと思います。 -
タイトルにある通り、民法の入門書としては最適な一冊。財産法の部分しか殆ど触れていないため、家族法については不十分だが、法学の根本的な考え方も示されているので、法律が苦手という人もぜひ手にとって貰いたい。