恋のむつごと四十八手: 春画を読む (平凡社新書 514)

著者 :
  • 平凡社
2.67
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 20
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582855142

作品紹介・あらすじ

馬の上で、障子を破って、三人で…自由に、そして大胆に「色」を絵にする一方で、菱川師宣は"表版"四十八手に、"事"の前と後の、穏やかな佇まいをも描いた。武骨で素朴な江戸っ子の「恋」、おおらかな男女の姿を、ユーモアと共に甦らせる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うーん。気持ち悪かった。
    そこに至るまでのプロセスが完全に欠けている点が、男目線でおもしろくない。

    著者冒頭で曰く、自分は本来こういうことに興味がなかったのだが、みたいな前おきも、読者をしらけさせる。(むしろ、こういうのが大好きで、何とか今の自分の生活に生かしたいと思っている!だからがんばって研究した!と言い切ってくれたほうが読者をひきつけられるのに。だって、読者はそう思いながらこの本を手に取るわけだから。)

    なので、そんなしらけた視点で四十八手を紹介されても、ばかじゃないの?だからなに?と思ってしまう。

    ネタ本として、中国に似たような版画本があったようで、それは興味深い。つまり、江戸の文化ってことではなく、輸入された文化。いまと同じですな。

  • 江戸は凄い。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1940年北海道生まれ。早稲田大学文学部中退。長年、独立した編集者として現代美術から浮世絵にいたる美術書を編集。春画研究への大きなインパクトとなった『浮世絵秘蔵名品集』(学術研究社、全4巻)をプロデュースしたことでも知られる、わが国屈指の浮世絵・春画研究者。国際浮世絵学会常任理事を務め、ヘルシンキ市美術館や大英博物館の春画展にも協力するなど、海外での評価も高い。2014年逝去。著書に、『春画の色恋』(講談社)『奇想の春画』(洋泉社)、『絵入春画艶本目録』(平凡社)、『春画と人びと』(青土社)ほか多数。

「2017年 『江戸の春画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白倉敬彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×