日露戦争の時代: 日本文化の転換点 (1021;1021) (平凡社新書 1021)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582860214

作品紹介・あらすじ

日露戦争勃発以前から大正時代にかけての複雑な情勢下にあった日本は、文化が大きく変容を遂げる時期でもあった。文学・思想など様々な視点から、その変容を総合的に描き出す。

感想・レビュー・書評

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  •  文化史と、前後も含めこの時代の通史とが半々の内容。前者は自分の知識不足が原因なのだが、抽象的な思想面が主で、かつ個別各論を詳細に記述したりと、理解が難しかった。またところどころに著者の個人的感想も入ったりで、趣味に走ったのではないかとすら思う。
     著者の専門外である後者は、基本的には淡々とした通史の記述だが、露館播遷を10日間としたり、義和団事件を洋務派官僚対帝政保守派としたりと、事実関係で気になる記述もあった。
     盛り込み過ぎで新書としてはやや厚めになっており、焦点を絞って整理した方が自分には読みやすかったと思う。

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著者プロフィール

1947年生まれ。人間文化研究機構/国際日本文化研究センター名誉教授。総合研究大学院大学文化科学研究科名誉教授。

「2015年 『宮沢賢治 氾濫する生命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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