本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582921007
感想・レビュー・書評
-
明治の富豪の近代数寄者から明治大正昭和に活躍した文筆家や建築家から白洲正子まで、さまざまな骨董好きの「愛した一品」を写真と文章で紹介した一冊だ。
登場するのが101名もいるので、ひとりあたりのページは1~2ページ、紹介される品も1点から数点のみ。
古美術評論家の青柳恵介氏自身が冒頭で述べている通り、「このひとの一品はこれ」と選定する目も含めて面白い内容になっている。
登場する品はいまは美術館に所蔵されているものも多く、昭和の初期頃までは個人がこういった品物を所持して楽しんでいた時代だったんだなあ、としみじみする。(もちろん今も楽しんでいる数寄者もいるだろうけれど)
こんな人まで、という人もいれば、初めて聞く人も101名の中にはいて、また好んだ品も書から古陶からさまざまで、古美術の奥深さを感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示