101人の古美術 (別冊太陽 日本のこころ 100)

著者 :
  • 平凡社
4.00
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582921007

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 明治の富豪の近代数寄者から明治大正昭和に活躍した文筆家や建築家から白洲正子まで、さまざまな骨董好きの「愛した一品」を写真と文章で紹介した一冊だ。
    登場するのが101名もいるので、ひとりあたりのページは1~2ページ、紹介される品も1点から数点のみ。
    古美術評論家の青柳恵介氏自身が冒頭で述べている通り、「このひとの一品はこれ」と選定する目も含めて面白い内容になっている。
    登場する品はいまは美術館に所蔵されているものも多く、昭和の初期頃までは個人がこういった品物を所持して楽しんでいた時代だったんだなあ、としみじみする。(もちろん今も楽しんでいる数寄者もいるだろうけれど)
    こんな人まで、という人もいれば、初めて聞く人も101名の中にはいて、また好んだ品も書から古陶からさまざまで、古美術の奥深さを感じる。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1950年生まれ。古美術評論・随筆家。成城大学大学院博士課程(国文学)終了。著書に『風の男・白洲次郎』『骨董屋という仕事』など、編著に『白洲正子「ほんもの」の生活』『別冊太陽 青山二郎の眼』など多数。

「2015年 『かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青柳恵介の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×