- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584120491
感想・レビュー・書評
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京都の地名を中心にその由来を、一つにつきおおよそ三ページで簡単に説明した本。
結構有名なところでも、地名の由来となると知らないこともあり、堅苦しくなく学べるとともに、また京都に行きたくなる。
個人的には知っているところが多数あったので、もっとマニアックなところの由来などでもいいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ここ数年、京都に年一回くらいは行く機会があるので、いい勉強になりました。京都の理解が深まります。
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古本屋さんでみつけた。この著者が京都を歩き回って書いた感が伝わってきて、京都の日々がとても懐かしくなった。自転車で通ってた所、観光に渡り歩いた所、飲み歩いた所など思い出いっぱい。地名1箇所につき3頁ずつぐらいの豆知識(著者の歩いた所感含む)。蛸薬師の良い話などは知らなかった。
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“京都はすごいところである。なえすごいか。ごくごく普通の小路の奥に、何気なくたたずんでいるお寺のなかにすごい寺がたくさんあるからである。清水寺とか金閣寺、銀閣寺など観光客がどっと押し寄せるところはそれでいい。しかし、これらのメジャーなところだけ訪れるだけではあまりに京都はもったいない。”
ちょっと飛ばし読み。
“ところで、「祗園」とはそもそもどういう意味なのであろうか。かの『平家物語』に「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」と書かれた「祗園精舎」とは、古代インドにあった精舎(仏堂を修行する寺)であり、梵語では「ジェータ・ヴァナ・ヴィハーラ」というが、これが漢字に訳されて日本に入ってきているので、ややわかりにくい。
肝心の「祗園」とは、古代インドの長者が私財を投じて、ジェータ(祗陀)の苑林を買い取って釈迦のために立てた僧坊を意味している。この長者は貧しい孤独な人々に食を給したので「祗樹給孤独園」とも訳された。この長い名前の「祗」と「園」をくっつけて「祗園」という名前が生まれたとされる。
日本の祗園とは大きな違いだが、そんな歴史を知って遊んでみるのも楽しい。” -
2007年7月24日購入。
2010年5月12日読了。 -
祇園精舎は古代インドにあった仏堂を修行する寺で。梵語であhジェーダ・ヴァナ・ヴィハーラという。これが漢字に訳されて日本に入ってきたという。祇園とは古代の長者が私財を投じてジェーダ(祇陀)の苑林を買い取って釈迦のために建てた僧坊を意味する。歴史を知って遊ぶのもおもしろい