ビジネス<勝負脳> (ベスト新書 206)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584122068

感想・レビュー・書評

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  • 3

  • ◾︎2015/09/13読了。

  • 目標と目的を明確に区別する。目的は夢であり,目標はそれをかなえるための一つ一つの階段になる。
    他,男性の脳と女性の脳のちがい,レッテルをはる脳の働き,人間の3つの本能など,学ぶところが多い。

  • 途中自画自賛が鼻につく所もあるけど、脳科学者ならではの話、中々興味深く読めた。

    目的を達成するための具体的な目標。

    人間の考える仕組みは、前向き思考の明るい性格によってもっとも強く機能する。
    興味を持つ、好きになる、感動する、自分で決める、間をおいて繰り返し考える。
    これにより、脳の働きがよくなる。

    感動して話を聞く。

    文字はきちんと書く。

    日本人に多い草食系。肉食獣ににらまれた草食動物は緊張して体が固くなる。日本人がプレッシャーに弱いのはいた仕方ない。

    叱る時は、理由をきちんと言い、同じ失敗を繰り返さないようにその解決方法を考えさせ、自分の口で言わせる。

    相手を好きになる。自分の立場を捨てて、相手の立場に立ってみる。

    相手の欠点や足りない点は目をつむる。

    会話は組織をまとめ、チームワークを作る。外資系の個人のスペースを確保したオフィスは、単独行動する肉食系に適している。

  • 精神論や根性論ではなく、科学的根拠を元に脳科学の働きについて書かれている。

  •  林 成之さんの勝負脳シリーズ第二弾は「ビジネス<勝負脳>」です。

    以下、本文からの抜粋です。
    《人間がつくり出した複雑な社会システムは、脳が本来持っているたった三つの欲求に集約されています。その三つとは、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能です。》

     人間関係や社会の構造をつくり出しているのは人間の脳です。すると、脳で起こっていることが、現実の世界でもそっくり起きていると考えてもおかしくありません。何しろ、この世の中の中は、すべて人間の脳が具現化したものなのですから。

     しかし、残念ながら現在は、脳が求めているこれらの本能を無視した競争原理が吹き荒れていますいます。会社でが成果主義が導入され、「仲間になりたい」という本能を無視した過酷な競争が、「勝ち組」「負け組」の二極化を生んでしまいました。

     脳が望むのは「お互いの立場や違いを認め合いながら、ともに連合して生きる」社会です。つまり脳は本能的に人類や社会に貢献することを求めているのです。
    人は、本能よりも先に目先の売り上げやノルマ、お金儲けに追われたり、立場に固執して、地位や名誉を守ろうとします。けれども、それが長続きしないことを知っていなければなりません。そして組織が間違った方向に向かおうとしたら、本質的な問いかけをしてみるべきだと思います。

     人間の脳は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という三つの欲求をバランスよく満たす方向で自然に動いているのです。それが最も調和がとれて心地よい状態である、能力がもっとも発揮できるのです。

  • 店やるために読み込んだなぁ〜!
    また読みたい!

  • 脳科学に基づいた記述で非常に説得力がある。

  • 所属する救急救命センターを飛躍的に向上させた著者の成功体験をベースに、専門の脳神経外科医としての知識(脳の働き)を加え、リーダーの法則をまとめた一冊です。
    参考になる部分も多いですが、著者の考えを普遍的に当てはめすぎているところが気になります。
    100%、ミスをしない、勝ち負け、成功失敗などは、ある時点での結果論だと思っているので、そういう記述の多さはあまり好きではありません。
    リーダー論の一つとして捕らえれば、一貫性のある内容だと思います。

  • 元日大病院救急センター長、脳外科医が語る脳の仕組み。とくにビジネス脳に必要なエッセンスを中心にまとめてある。現場を知っている臨床医であり、脳科学者であり、作家である。別の機会に著者の他の本も読んでみたいと思う。

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著者プロフィール

林 成之(はやし・なりゆき) 

1939年富山県生まれ。脳神経外科医。日本大学医学部、同大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学救命救急センターに留学。93年、日本大学医学部附属板橋病院救命救急センター部長・教授に就任。日本大学医学部教授、マイアミ大学脳神経外科生涯臨床教授、日本大学大学院総合科学研究科教授を経て、同大学名誉教授に。膨大な数の臨床、研究から、年を重ねても才能・素質を発揮する脳の仕組みを解明する。著書に、『脳に悪い7つの習慣』(幻冬舎)など多数がある。

「2021年 『50歳からでも、頭はよくなる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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