日本人が忘れちゃいけないこの落語(落語CD付き) (ベスト新書 228)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584122280

感想・レビュー・書評

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  • 上辻といえば、文化レベルが低いことで、つとに有名であるが、中でも日本の古典芸能については、腰を抜かすほどに疎い。能楽、歌舞伎、なんでもそうだが、落語についても、「本物」を見たことがない。落語を生業としていらっしゃる師匠は、桂米朝師匠であるとか、三枝師匠に文珍師匠、笑福亭鶴瓶師匠や三遊亭楽太郎師匠など、名前はスラスラ出て来るが、肝心の落語を見たことがない。いつも新婚さんの下ネタに椅子から転げ落ちたり、歌丸師匠に座布団を取りあげられたりする姿しか見ていないのである。

    すわ、日本人として生まれておきながら、日本の代表的芸能である落語をちくとも知らないというのは、これ、致命的とは言えまいかと思っていたところ、この圓窓師匠の本に出会えたのである。圓窓師匠の落語(寿限無など)は、小学校の国語の教科書に載っているそうで、師匠自身、あちらこちらの小学校へ落語を披露しに行っているらしい。そのエピソードも交えながら、この本では「お花半七」「三方一両損」「文七元結」など20以上の落語が分かりやすく紹介されている。どれも読んでいるだけで気持ちの晴れる、面白い作品ばかりであるが、これを本物の噺家さんの喋りで聞いたらば、さぞや楽しいことであろうなあと想像する。

    とても楽しい1冊。上辻推薦(o`∀´o)

  • 奥付のさらに後ろの文章が 口コミならぬ WEBコミ
    気楽に読めると思います
    こぉー落語を日常生活のことに絡めてあるところがいいなぁって

    三四楼じゃなかった 漱石『三四郎』のもとには”お花半七”って説は説得力があると思います。
    確かに三四朗って名前も何かちょっと気楽な ノリがあるかも
     
    帯には 二、女がつよくたっていいじゃないか と 
    男性女性理解し合う、お互い尊重するというのは,やはり大事だと思いました。
    男性も女性的部分持つべきだろうし その逆もまた然りなんだろうな と改めて
    2009年購入

    素人知ろうとする部分を持ち続けたい。

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