薬物依存―恐るべき実態と対応策 (ベスト新書 248)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584122488

作品紹介・あらすじ

芸能界での薬物汚染が広がる現状を警察は大変に憂慮し、警察庁長官が「芸能人の薬物事件は社会、特に青少年への影響が大きい」ことを指摘した上で、芸能関係者らに対し薬物一掃と再発防止を要請しました。警察トップがこのような声明を特定の業界に向けて出すことは大変異例なことです。日本は現在も、「第三次覚せい剤乱用期」にあり、逮捕者総数はここ二、三年、減少していますが、押収された覚せい剤の総量はむしろ急激に増加しています。人間の心身、さらに人生そのものをむしばむ薬物の蔓延に対して、私たち医療従事者も重大な危機であるとの認識に至り、警鐘を鳴らすべく本書を緊急出版しました。

感想・レビュー・書評

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  • 自分は未見なのだが件の事件の報道がピークだった時ワイドショーでは違法ドラッグの入手方法、使用方法までこと細かく報じていたという(あぶり方とか)。

    「あれ見てたら誰でもプッシャーになりますよ!」(『第三会議室』より)。

    ノリピーと押尾を受けて上梓されたと思われる本書も同じ轍を歩んでいるようだ。

    精神疾患の一種である薬物依存の危険性について医学的アプローチで迫りながら、使用方法などワイドショー的、扇情的にも取り上げている。

    このバランスは何なのだろうと思えば、さもありなん、精神科医と週刊誌/TV番組制作経験のジャーナリストの共著なのである。

    類書と比べ特筆すべきは第二次大戦前にはヒロポンは市販され、政府奨励で戦争に用いられていたとハッキリ記していることである。

    ドラッグの効用については眉唾ぽい箇所もチラホラ。

  • 精神科医が薬物依存者のことについて説明した本。

  • 読んでどうこうというよりは、薬物の種類や症状、副作用などがザッと紹介されてるのが興味深い。
    今まで「薬」と一括りにしか考えていなかったけれど、色々あるんだと学んだ1冊。

  • 薬物依存の基礎知識が分かる本。
    専門知識がなくてもスラスラ読めると思います。

  • 実際評価は☆1にしたいけれども
    未読の人には基礎知識は与えてくれる本なので
    おまけで☆2

    関連書既読の人には
    読む価値を見出せはしないことでしょう。
    ほとんど聞いたことのある言葉の羅列に過ぎず
    せいぜい価値がある(?)と思わしきものは
    S容疑者とO容疑者が逮捕されたという記述しか
    ありません。

    ただ芸能人云々を出したかったとしか
    取れかねない本です。

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