- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584122754
感想・レビュー・書評
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何のためこんな仕事しているのかとブルーな今の自分にセレンディピティ。幸せとは、すべて対人関係にある。結果自分完結する価値観。
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カウンセラー仲間が昔学んでいたというアドラー心理学
私、カウンセラーだけど、お恥ずかしながら知りませんでした
なので、簡単な入門本でお勉強です
一読して思うのは「哲学」チックな部分が多いから、一般の方が読むと
理屈ぽく感じるかもね・・・
「そんなの分かってるわぁぁ、だから、どうしろって言うの?」
って叫びたくなる部分もある
ちょっと「悟り」ぽい部分もあり・・・
私は交流分析を学んでいるから、「似てる考え方だな」ってことで
理解できる部分があるけど、これだけだったら、ちょっと難解だったかも(笑)
「感情に限らず、何かに強いられ、自分ではどうすることもできないということはありません。
なぜなら、すべてのことは、自分で決めているからです。自分ではどうすることもできなかったと
考えたい人はあります。そのような人には、そのように考える「目的」があるのです。」(p28)
「人生が複雑なのではなく、私が人生を複雑に、そのため、幸福に生きることを困難にしている。
人生についての「意味づけ」(ライフスタイル)を変えれば、世界は信じがたいほどシンプルになる」(p32)
「アドラーは「大切なことは何が与えられているかではなく、与えられているものをどう使うかである」と
いっています」(p40)
「他の人は私に何をしてくれるか、ではなく、私は他の人に何ができるかを考えたいのです」(p90)
「人生の課題を解決できるためには、他者への関心が発達していなければなりません。
なぜなら、この人生の課題は対人関係であり、対人関係に何か解決を要する問題が起こった時に
自分は何もしないけれど、他の人が自分のために何かをしてくれると思っている限り、人生の課題は
解決されず、そのため人生はいよいよ困難なものになるからです。」(p103)
「相手を理解するためには、「自分だったら」という発想から抜け出し、相手の立場に身を置き
自分と他者を同一視することで相手に共感することが必要になってきます。
理解するというのは、自分を相手と同一視することです」(p121)
「人生に意味がない、とか、目的がない、と考えるのは、人生が自分の思うとおりにならないと
思う人だけです。この人生が何もかもうまくいくことなどありえないことは、真剣に人生を生きてきた
人にはよく分かっていることでしょう。」(p204)
「何かが実現すれば、その時、初めて本当の人生が始まる、あるいは、今は仮の人生だが何かが実現すれば
本当の人生が始まるのではなく、今こそが「本当」なのであり、今は、リハーサルではなく、本番なのです。」(p210)
「先のことも見据え、かつ、今ここに集中するという二重の生き方が求められます。即ち、現実がどうであれ
理想を見失わないことと、今、ここに生きることを重視することを両立したいのです。」(p213)
「ただ目的地に着けばいいというものではありません。目的地に着くまで眠っていてはつまらないでしょう。
途中の景色を楽しめばいいのです。」(p217)
「目的の達成に至るまでに、ただそのことだけ直接有用なことをするのではなく、一見、無駄なこともできる
ところが、人間と機械の違いであるといえます。」(p218)
「ただ遊び、楽しむという時間があっていいわけですし、上手に遊べる人だけが他の人生の課題もこなせると
いっていいくらいです。」(p226)
アドラー心理学を学んでいた仲間がなんでこれだったのか、少し分かる気がした
でも、活かされてるのかな?大丈夫かな?
私が去年の後半くらいから、生活の中に意識的に入れてきた「遊ぶ」という活動
これって本能的に「今のままじゃダメだ!」って警告音がして取り入れてきたんだけど
自分の本能、スゲェェって思った(笑)
机上の勉強ばかりしてたら、きっとこの本能もダメになってたかも・・・
緒方貞子さんも言っている「最後は勘」だと(ちょっと違う?笑)
ちょっと違う本でもアドラー心理学、引き続き勉強してみようかしらん -
読みやすかったです。
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人の評価に依存しない!というところは参考になったのだが、決してシンプルではなかった。
いくつか考え方で参考にできるとこはあった。 -
アドラー心理学については『アドラー心理学入門』を読んだ方が良いと思う。特に後半は著者の考えなのか、アドラー心理学の考え方なのか、あいまいでわからなかった。また、ところどころ「私」が「読者」のことであったり、「著者」のことであったりするので混乱する。「シンプルな幸福論」という副題の割にはいろいろと混みいった感じがした。参考文献の一覧が充実しているのがうれしい。そちらにもあたってみたい。
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「見かけの因果律」という言葉がおもしろい。本当は関係ないことを、困難の起こっている理由にすること。何十年も前のことを持ち出して、いま自分がうまくいっていない理由にするのはカッコ悪い。いまここに目を向けることこそ、いましあわせと思えるシンプルな方法。
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優しい語り口でアドラー心理学への入り口へと案内してくれる。
さらにアドラーの世界に入ってみたくなった。