- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584123683
感想・レビュー・書評
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自分探しよりもコツコツと!自分の足元と実力を直視して働く事の有意義さが具体的に綴ってある。
失敗したら成長のチャンス→失敗の原因対策をしろ
目標を高く持て→仕事のムラをなくせ。常に70%は維持
仕事を愉しくしろ→愉しくなくても淡々とこなせ
上→仕事はやる気じゃない、技術だ
下→夢を持って仕事をしよう
金→生きることは稼ぐこと
貧→やりがいを持って元気に働こう
「何のために働くか」「何のために生きているか」「自分がこの仕事をする意味はあるか」という質問は常に自分がうまくいっていない時にのみ発せられる。
今の社会では感情が売り物になることが発見され、社員に笑顔に笑顔を作らせ、管理している。
人間は中途半端だと気持ち悪くて仕方ないので、完成させたくなる性質がある。とっかかりをつければ後は慣性の法則に従って自分を動かせる。
中断する時は区切りの悪いところで区切りをつけると、やりたい気持ちが持続する。
やる気やモチベーションがない時、時間に余裕があると思い込んでいることが多い。重要なのは締切設定。1つの仕事の開始時間と終了時間を書くこと。見える化する。
教育のあるべき道は「平凡への強制」柳田國男
自分にしかできない仕事はほとんどなく、誰でもできる仕事に真摯にぶつかることが重要。
仕事の成果が出ない時は単に技術不足のことがほとんど。
体を疲れさせない為に「短時間で仕事をこなす」のは「心を痛めない」ことにつながる。定型的な仕事はさっさと終わらせ、じっくり試行する時間を確保すると仕事で成果が出る。
ビジネスマンとは1人の演者である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ポジティブ・シンキングとは、鈍感、のこと。
モチベーションよりも仕事のやり方を変えること。
コツコツやり続ける。分母を増やせば、結果は出てくる。
働く意味を求めるのは、うまく行っていないときだけ。
成功談は、自己実現の後付の理由が混ざっている。
今、を大事にすること。
求められること=人を喜ばせること=お金になること
呼吸法=深く呼吸する
笑顔=表情を変えると気分が変わる
どんなことでも、愉しい。=うわー、愉しい!理論
自分をだます -
少し斜に構え過ぎに思える部分もあったが、「特にやりたいわけでもない仕事」をしていてやりがいなど感じたこともない私の中にも似たような考え方があったんだと気づいた。
ここまで徹底していなかったので、参考になる部分のみを補完してやる気がない時に人並みに仕事ができるようになれればいいと思う。 -
【要約】
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【ノート】
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一言で言うと、モチベーションを上げるために頑張る暇があったら、淡々とコツコツと手を動かせ、ということ。
「仕事に対してモチベーションを持つこと」が仕事をやることの必要条件、というのは、何か間違ってるんじゃね?ということを述べている。
決して、長期的な目標や夢を持つこと自体を否定しているわけではなく、それがなきゃ仕事ができないってのは困るよね、という問題提起である。
「やる気が出なくて仕事ができない」とお感じの方はぜひご一読を。 -
良書!!
新書的なタイトルの付け方だけど、
要は、モチベーションとかやる気に関係なく
仕事を一定以上の精度でやっていく方法がテーマ。
ときどきのコラムはさておき、
本文は著者の実体験もあり説得力あった。
前に読んだ森博嗣の仕事論と通ずるところあり、
読む人によってはラディカルすぎるかもだけど
私は多いにうなずくところが多かった。 -
仕事にやる気が感じられない部下などの指導にも使える本。モチベーションが高いと評価はされやすくなるのだろうけど、もって居なくとも成果を挙げることはできるはず、という内容。新しい視点だ。
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素晴らしい本です。
考えてみれば、僕自身、やる気やモチベーションとは、あまり縁のない人間です。
が、この本に書かれているように、目の前の勉強や役割、仕事に取り組んでいたら、今に至ったわけです。
大した人間ではないのですが、幸いにも、それなりの評価はしてもらえるようになったと思います。
今後も、無理にやる気を出したり、モチベーションを高くしようとしたりはしないつもりです。
目の前の課題を一つ一つクリアしていきたい、ただただそう思っています。 -
●坂口孝則『モチベーションで仕事はできない』2012
私的ベスト。著者みずから前書きで「モチベーションゼロの仕事術」というとおり、やる気に頼らず、仕事を技術として捉える視点。合理主義の香り。根性論に堕さないみごとな知見。
○自分のモチベーションを立て直すよりも必要なことは、仕事のやり方を変えること。やる気がないままでも、ただただ淡々と仕事を重ね、仕事の技術を向上させることが重要。
○仕事の結果が出ないとき、「やる気がないからだ」と叱責するひとがいる。こんなことが、世の中の中途半端な自己啓発書にあふれているのだ。そうではなく、仕事の成果がでないときは単に技術不足のことがほとんどだ。→自分なりの教科書や作業標準書を作る。
○モチベーションアップの宣教師たちがあげた3つは、次のとおり書き換えられるべきだろう。
・失敗したら成長のチャンスと思え → 思わなくてもいいから、失敗の原因対策をしろ。
・目標を持て、セルフイメージを高く持て → 持たなくてもいいから、仕事のムラをなくせ。
・仕事を愉しくしろ → 愉しくなくても仕事を淡々とこなす技を身に付けろ。