武道に学ぶ「必勝」の実戦心理術: 本番力・交渉力・自己演出力を磨く

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584188132

感想・レビュー・書評

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  • 高校、大学と弓道をやっていたので、「武道に学ぶ」と聞くと嬉しくなってしまいます。
    またやりたいですね。もしくは、今から空手や合気道なんかを始めるとか。中国にはいろんな拳法もあるし・・・。
    武道から学ぶことって本当に多いんですよね。

    「武道は人格を高め、よく生をまっとうするために、厳しい修行を通じて心身を鍛練するのである。武道とは、武術という戦いの術が、精神世界にまで昇華したものなのだ。」と著者。
    今は武道をやっているわけではないのですが、やっていた頃の気持ちで、日々生活していけたらいいなと思っています。

    弓道については「一射絶命」「二の矢を持たず」「残心(ざんしん)」について書かれていました。

    「一射絶命」については「この矢一本で死に、毎日死ねば、毎日新しい生命を得る」と解説されていますが、そういう自己の変化だけではなくて、「この矢一本で必ず絶命させる(なければ自分が死ぬ)」という気合いでもって一本を射ろ、という意味もあると思います。
    現代弓道では的を射るわけですが、「的を射殺す」ぐらいの気合いで・・・。

    「二の矢を持たず」とは、確か教科書にも出てくる古典にもある話で、「二本目の矢があると思えば、一本目の矢に集中力を欠く。これ一本しかないと思って射れ」という意味です。

    「残心(ざんしん)」は、弓道において射の流れの中の型の一つ。「矢が離れた後、的をじっと睨んでその状態を保つこと」。その中で、今の自分の射を見つめ直すんですね。その間に、自分の中で失敗した後悔やら、うまくいった喜びなどの気持ちにケリをつけ、平常心に戻す大事な時間なんですよね。
    そんな時間、日常生活でも持ってみようかな。

  • 手段と結果と賞賛の定義おみごと

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著者プロフィール

1950年生まれ。作家。20余年にわたって、安藤昇の秘書役を務める。

「2017年 『実録 安藤組 ~餓狼の系譜 安藤組最後の戦い編~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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