武道に学ぶ「必勝」の実戦心理術: 本番力・交渉力・自己演出力を磨く
- ベストセラーズ (2004年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584188132
感想・レビュー・書評
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高校、大学と弓道をやっていたので、「武道に学ぶ」と聞くと嬉しくなってしまいます。
またやりたいですね。もしくは、今から空手や合気道なんかを始めるとか。中国にはいろんな拳法もあるし・・・。
武道から学ぶことって本当に多いんですよね。
「武道は人格を高め、よく生をまっとうするために、厳しい修行を通じて心身を鍛練するのである。武道とは、武術という戦いの術が、精神世界にまで昇華したものなのだ。」と著者。
今は武道をやっているわけではないのですが、やっていた頃の気持ちで、日々生活していけたらいいなと思っています。
弓道については「一射絶命」「二の矢を持たず」「残心(ざんしん)」について書かれていました。
「一射絶命」については「この矢一本で死に、毎日死ねば、毎日新しい生命を得る」と解説されていますが、そういう自己の変化だけではなくて、「この矢一本で必ず絶命させる(なければ自分が死ぬ)」という気合いでもって一本を射ろ、という意味もあると思います。
現代弓道では的を射るわけですが、「的を射殺す」ぐらいの気合いで・・・。
「二の矢を持たず」とは、確か教科書にも出てくる古典にもある話で、「二本目の矢があると思えば、一本目の矢に集中力を欠く。これ一本しかないと思って射れ」という意味です。
「残心(ざんしん)」は、弓道において射の流れの中の型の一つ。「矢が離れた後、的をじっと睨んでその状態を保つこと」。その中で、今の自分の射を見つめ直すんですね。その間に、自分の中で失敗した後悔やら、うまくいった喜びなどの気持ちにケリをつけ、平常心に戻す大事な時間なんですよね。
そんな時間、日常生活でも持ってみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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