- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584189108
感想・レビュー・書評
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僕的にはこれは素晴らしい偉業だと思う。新たに駅ができることもあるし大変だったと思う。記録をぜひ皆さんにも読んでもらいたい。
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『鉄子の旅』のルーツということで借りてみました。帯にある電車男は違うでしょう。横見さん自身にエンタテインメントを求めてはいけませんでした。図書館予約数は0(07/09/17現在)です。
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もう二十年も前に読んだ本の復刻版。自分も鉄道愛好家の端くれだが、ここまでやり込むのはすごい。その後、鉄道を生業にできたこともうなづける。この本を読んで、自分も改めて旅に行きたくなった。幸いにも、時間はたっぷりあるのだから、時間に追われない旅が望みだ。しかし、本書にもある駅寝はさすがに体力的にも辛そうで、できないだろう。歳をとったもんだ。
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世の中には、いろんなドM(褒め言葉)がいるのですね。
ハード系「乗り鉄」な著者が、青春18切符を駆使してJRの全駅下車に挑戦した3年8ヶ月の記録です。
「JR全線」制覇ではありません。「全駅」です。
4636駅のすべての駅に降り立つということを思いつき、本当にやってしまっています。
風光明媚な降りがいのある駅もあれば、ただただ階段があるだけの都会的もある。
北海道ではそもそも電車は1日1往復のみ、駅舎なんかありません、なんて駅もある。
そんな駅をすべて巡り、ひたすら駅の見取り図を書き続ける。
とても風情のある(オブラートに包んでます)チャレンジの様子が克明に記録されています。
何かにチャレンジすることは素晴らしい。
作者さんは一生分の電車に乗ったでしょうから、あとは飛行機でもバスでも快適な旅行を楽しんでほしい・・・え?
(チャレンジ達成後のコメント)
「けれども一方で、ひどく心に引っかかるものを感じていた。それはJRだけでいいのか、という疑問である」(p244)
バカ(※)じゃないか。
この人は本物のバカ(※)じゃないか。
※褒めています
結果、この人はこの本の執筆後、10年かけて本当に「私鉄全駅下車」も達成している。
そもそも著者さん、「バイトで資金を貯めて、青春18きっぷのシーズンはずっと電車に乗っている」と大学卒業したで自分探し中の若者のような生活をしていたけど、著者プロフィールを見ると、JR全席下車チャレンジ時点で33歳だ。
電車だけじゃなくて、そろそろ自分の人生もレールに乗せたほうがいいと思う。 -
お疲れさま。
(≧▽≦) -
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https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00028209 -
JR全駅を踏破した横見氏の作品。
少し古い本だが、駅や路線の状況がリアルに伝わってくる。時代背景も描かれていて面白かった。
登場する列車や路線が既に無くなってしまっているものも多くて残念。 -
誰にも真似できないほどのマニアックさが良いです。この手の本は自慢に終わりやすいのに、これみよがしな文章でないので読みやすいのも良いです。
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意外と言っては失礼だが、横見さんの文章に驚き。押し付けがましく、すごいだろうと自慢しているように読めるのは仕方ないが、堅い上手な文章だった。内容はJRの全ての駅に下車するという理解できる人にしか理解できないものであるが、文章の上手さがバカバカしさを感じさせない。まじめに歴史的偉業に挑んでいるかのよう。旅をするのにシーズン中にアルバイトに励む、そして閑散期にまた旅。その繰り返しの一年が続くのだが、ここまでくれば見事である。漫画のイメージで読んでると意外な感じがする。
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