港町のかたち: その形成と変容 (水と〈まち〉の物語)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588780011

作品紹介・あらすじ

北海道から日本海・瀬戸内・九州まで、庄内の川港から横浜・神戸の貿易港まで、全国各地の港町をたずね、古代・中世から近代にいたる形成と変容の過程を、水位や地形の変化、時代の要請による改変をも視野に入れて復元する。それぞれの港町の魅力を甦らせ、その独自性と共通性を明らかにした本書は、水辺都市の再生に向けた実証的な研究書であるとともに、港町めぐりの好個のガイドブックでもある。〔都市史・都市論〕

感想・レビュー・書評

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  • 日本各地の港町について、失われつつある水辺の空間を再考する内容の本。航路と湊町の関係や、寺や神社と港の関係など、なかなか興味深かった。

  •  各地の湊、港が紹介される。港は近世において集落の玄関口であり、港を軸にした街並み形成をされた集落は多い。
     近代は鉄道の依存度が高く、港マチの表情は港に背をむけながら、鉄道にシフトしていく。
     しかし、その痕跡は読み取ることができる。本書はそこのところを根気よく読みとっている。

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著者プロフィール

都市史学者

「2019年 『江戸→TOKYO なりたちの教科書4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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