- Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591037157
感想・レビュー・書評
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父親が死に、金太郎だけは助けようと母親はあしがら山へ逃げる。
お母さんの着物はぼろぼろになり、まるでやまんばのよう。
金太郎は、サルやリス、クマと一緒に遊んで、とても体が丈夫で力持ちになった。
あるとき、崖の向こう岸までみんなで行くことになったが、道がない、そこで木を倒して橋にした。
その木はクマでも倒せないものだった。
そこをたまたま通りかかった源頼光が、金太郎を武士に、と取り上げた。
母親はもとから金太郎には武士になってほしかったので、念願が叶う。
京へ行き、坂田金時という名前をもらい、頼光の四天王となって酒呑童子を討伐する。
金太郎って、山でまさかり担いでいる姿くらいしか想像できなくて、結末がどうなったか記憶になかったけれど、普通に酒呑童子の討伐まで入っていたとは。
実在する人物であるし、他の昔話とはちょっと違う印象。
挿絵の高橋信也って、アニメ絵本でよく見る名前だ。
絵がきれい。
背景は和紙に描いた墨絵のようで雰囲気がある。
解説が大人向けで、きちんと物語の背景について書かれているのがいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015.07 4-3
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桃太郎や浦島太郎の話は覚えています。
だけど金太郎の話は全く覚えていないのです。
いや、あしがら山に住んでいた。
それと鉞を担いでいましたね。
あと、熊と相撲をとっていました。(笑)
それぐらいしか覚えていなかったので手にとりました。
金太郎は頼光さんに認められて武士となるんですね。
そして頼光四天王となる。
すごい出世するんですね。
わんぱくで健康な男の子が出世する。
だから、金太郎のようにと願いを込めて男の子に聞かせるお話しなんですね。
坂田金時って・・・。
ようやく理解できました。
そういうことだったんだな。
すごく気になることがあります。
どうして金太郎は大切に育ててくれたお母さんと一緒に京へ行かなかったのだろうか。 -
金太郎ってこんな話だったのかしら?というぐらい活躍があまりでてこないまま終った本でした。あれ?
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みんなが知っているむかしばなし。初めての誕生日を迎えた頃に、いっすんぼうしとももたろうと一緒に3冊を用意しました。文字数はこの年齢向けにしては多いのですが、poyonはこの3冊が大好きで、「ぼうし」「もも」といって、読んでと言うくらいです。