われ広告の鬼とならん: 電通を世界企業にした男・吉田秀雄の生涯

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591079089

作品紹介・あらすじ

「鬼十則」を唱えた苛酷峻烈な仕事人、大胆不敵な計略者、不撓不屈のネゴシエイター、そして稀代の人情家。戦後の広告業界を疾風迅雷のごとく駆け抜けた男の波乱の生涯。

感想・レビュー・書評

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  • 今や広告と言えば華やかなイメージ。過去がそうでなかったこと、そして広告業界のビジネスモデル改革、地位向上に努めてきたのが吉田氏だったことが知れる。当時は銀行や官庁が華やかな就職先。その中で広告業界を選んだ彼は少し負い目を感じていたことがうかがえる。その反骨精神をバネにし電通、業界を築いていった。業界第一位企業がこの気迫なのに、それ以外の当社が今のままではいけない。

    鬼と呼ばれる通り。誰もが恐れ、仕事こそすべてといっても過言ではない思想。けれど気遣いが随所にあふれていた。経営者に求められる資質として伊丹教授が言う「情と理」があったからこそ人はついてきた。

    できあがっていないフィールドから何かを創っていくことが自分に向いているかは分からない。ただそういう仕事は面白いと思う。今は今でそれなりに充実していると思うが何か欠けている。がむしゃらを軸にした仕事の仕方を30歳前半までにもう一度経験しておきたいと思った。

  • 志高如大 思広如大海 行而如懸河

    世の中を動かすとは、まさにかのように突き進むことだと教わった。鬼神の如く物事を成し、菩薩のように他者を想いやる。それが実現した時、不可能は存在しえない世界に到達できると確信しました。

  • 長い しかしスーツ作りまくったり、人情にあつかったり豪気な社長だな

  • ベタベタの昭和的カリスマ経営者奮闘記ですが非常に丁寧に書かれた一冊です。図書館で借りて読みましたが、手元に置いておきたくなったので購入することにしました。

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