作品紹介・あらすじ
それは五十四年ぶりの運命の再会だった-。公園のベンチで幼なじみのジムと隣り合わせたマックスは、仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた友人に、祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語をかたった。奇蹟のラストへ、七日間の旅が始まる。
感想・レビュー・書評
絞り込み
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種を蒔くように生きるのです。
咲いたものが蒔いた種なのです。
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読み終わったすぐにこの本の感想を書くのは実はかなり難しいのではないか。こういった寓話で描かれた哲学書は内容を咀嚼し、吟味していく必要があるからだ。
この本は道標(しるべ)である。自分が今後どのように生きていったらよいかを示唆したものだ。だから私が通常読んでいるミステリとはその興趣が大幅に違う。
ミステリやエンタテインメント物はそのほとんどが読後にストレートに心に印象が残る。面白さの是非が解る。
がしかし、こういった人生の指南書はこれから先、自分が生きていく上で折に触れ、思い出されたり、または手に取ることになるやも知れない。
多分、十中八九、私は今日、この本の内容について寝床の中で考えるだろう。それが恐らく本書の本統の愉しみ方なのだ。
確かにシドのノームやセコイアたちへ向ける態度、四葉のクローバーを探し出すための発想は正直、びっくりした。余りにも単純なのに凡人が気付かない方法だからだ。読後の今、私が真にこの本から学んだのは謙虚さ、心をまっさらにして問い掛ける事の大切さである。
さて、幸運とは自分で下ごしらえをして向かえるものと本書では繰り返し述べられている。
しかし、私はこう考える。自分にとって何が幸運なのか、まずこれを模索する所から始めないと下ごしらえも出来ないのではないか。
今夜はまずここからじっくり考えていくことにするか。
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最初に読んだのは中学生の頃。
当時は自己啓発というものを理解しておらず、童話として楽しんでました。
運をつかむのは自分次第。
幸運の種は周りにたくさんある。
〜本の概要〜
それは五四年ぶりの運命の再会だった。
公園のベンチで幼なじみのジムと隣り合わせたマックスは、仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた旧友に、祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語を語り始める――。
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最近、自分で「運が良い」と思って、
でもあまりにも良すぎていて、これは偶然ではないなと
思って、買った一冊。
この本の大きな特徴は、
「運」と「幸運」を区別していること。
運は、呼び込むことも、引き止めることも出来ない。
幸運は自らの手で作り出せば、永遠に尽きることはない。
と2つの違いを定義している。
そして、幸運が訪れない時は訪れないだけの理由があり、
自ら掴む為には、下ごしらえ(準備)をする必要がある。
最後に、下ごしらえをした後は、
焦らず、諦めぬこと、そして必ず幸運が来ると信じることが大切だと書いている。
故事の人事を尽くして天命を待つ、にある意味で、
通じるものがあると思った。
自分の最近を思い返しても、
結局は準備があったから、幸運をつかんだと認識。
これからも準備は怠らないように堅く誓った。
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短時間で読めるが非常に意義深い。
老若男女、読む人によって感じ方は違うかも知れないが、人生にとって大切なことに気づける一冊。
「幸運などというものは、いつだって手の届くところにある。それをつかめないのはつまり、労せずしてつかもうとしているからなのだ」
説明
内容紹介
自分に幸運を贈る本。
これは不思議な本だ。
マーケティングの神様、フィリップ・コトラーは
「星の王子さまのようだ!」
と絶賛し、ビジネスマンは実践的なノウハウを学ぶために読み、
若者はくり返し読んで人生のバイブルにしたいという。
子どもは面白い物語として読み、親はわが子へ大切なことを
知ってもらうために読ませたいという。この本は読む人によって、
伝説にも、哲学書にも、ビジネス書にもなる。
現在、その力は世界中に伝播し、50か国、17言語での
出版が決まっている。この本が、あなたにとって
いったいどんな意味を持つのか、予想もつかない。
しかし、必ず何らかの新しい価値を示す一冊になると確信している。
それは五四年ぶりの運命の再会だった。
公園のベンチで幼なじみのジムと隣り合わせたマックスは、
仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた旧友に、
祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語を語り始める――。
早くも19言語50カ国で出版決定!
これは小説? 哲学書? それともファンタジー?
そのすべての要素を兼ね備えた、
比類なき知恵の本、ついに日本上陸!
内容(「BOOK」データベースより)
それは五十四年ぶりの運命の再会だった―。公園のベンチで幼なじみのジムと隣り合わせたマックスは、仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた友人に、祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語をかたった。奇蹟のラストへ、七日間の旅が始まる。
内容(「MARC」データベースより)
公園のベンチで、54年ぶりに再会した幼なじみのマックスとジム。仕事も財産もすべて失い変わり果てたジムに、マックスは「魅惑の森」の物語を語る…。世界50カ国で出版決定、ついに日本上陸。
著者について
アレックス・ロビラ Alex Rovira
ヨーロッパが誇るビジネススクールESADEで学んだ、経済学者およびMBAホルダー。心 理学にも詳しく、戦略的療法、システマティック療法、サイコドラマ、形態心理学な どに通じている。卒業後は複数の企業でマーケティングに携わり、キャリアを積む。 1996年、コンサルティング会社を起業。スペインの大手企業や世界で活躍するNPO団 体(国境なき医師団、赤十字など)の仕事を請ける。1999年、Salvetti & Llombart 社と組み、民族学的調査と戦略的なマーケティングプランに重点を置いた新しい境地 を開拓。2年後には著しく成長を遂げ、ヒューレット・パッカード社やマイクロソフ ト、ソニー、モルガンスタンレー、メルセデスベンツといった世界企業をクライアン トとするまでになる。著書に、スペインや南米で消費研究をする学生の教科書になっ ている "Understanding Consumer,by Prentice Hall" や、2003年9月に出版され、スペインと南米でベストセラーとなった"La Br jula Interior(The Inner Compass)"がある。
フェルナンド・トリアス・デ・べス Fernando Trias de Bes ESADEで学んだ経済学者およびMBAホルダー。インターナショナルマネジメントプログ ラムのメンバーでもあり、マーケティングの世界で幅広く活躍している。これまでに 関わった企業は、ニナ・リッチなど有名香水ブランドを保有するAntonio Puig社や、 ギネスグループのひとつであるUnited Distillers社など。それぞれの企業で精力的 にプロモーション、企画、広告活動を行い、大幅な売上増へと導いた。1996年に はSalvetti & Llombart社を設立し、40平方メートルのオフィスを構える。わず か3000ドルの資本金でスタートしたが、7年後には40人の従業員を抱える企業に成長。 毎年100以上のマーケティングリサーチを実施するまでになる。担当企業には大手通 信会社Vodafoneの他、ネッスル、ダノン、メルセデスベンツ、ソニーなど世界的な有 名企業も多い。2003年秋には"Lateral Marketing …NewTechniques for Finding Breakthrough Ideas"(共著者はフィリップ・コトラー)を出版。本書は12言語以上 に翻訳され、新しいマーケティング手法を教える最後のバイブルとして世界中で君臨 している。日本でも『コトラーのマーケティング思考法』(東洋経済新報社刊)とし て出版された。
ふたりが経営する会社は、ヨーロッパでもっとも信頼されるマーケティング戦略会社 のひとつである。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ロビラ,アレックス
ヨーロッパの名門ビジネススクールESADEを卒業後、民間企業でマーケティングのキャリアを積む。1996年、コンサルティング会社を設立。クライアントにはヒューレット・パッカード、マイクロソフト、ソニー、モルガン・スタンレーなどが名を連ねる。MBAをもつ経済学者でもあるが、心理学や民俗学にも造詣が深く、企業活動や消費行動をダイナミックな人間学の中に位置付ける新しいマーケティング手法は高い評価を得ている
ベス,フェルナンド・トリアス・デ
ESADEで学んだ経済学者およびMBAホルダー。ニナリッチで有名なアントニオプイグなどのマーケティング戦略に携わり、大幅な売上増へと導いた。1996年に会社を設立、ボーダフォン、ネスレ、ダノン、メルセデス・ベンツ、ソニーなどの仕事を受けている。2003年、「マーケティングの神様」フィリップ・コトラーとの共著を発表し、世界中の注目を集めた
田内/志文
1974年埼玉県生まれ。フリーライターとして活動したのち渡英。イースト・アングリア大学院にて、MA in Literary Translationを修める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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サラッと1時間程で読むことができました。物語風になっていて、頭の中で内容を想像しながら楽しく読むことができます!
幸運は黙っているだけでは自分にやってこないので、自ら情報を集めて下ごしらえをし、その結果幸運を手にすることができるということが分かりました。
要点を短く書いてあり、心に響くものがある内容でした!
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幸福についての原理を、ある物語に沿って、教えてくれる。幸運のストーリーは、絶対に偶然に訪れないことを。
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GOOD LUCK
まさにタイトルのとうりで、この本は「運」と「幸運」の違いをわかりやすく教えてくれる。
自分が普段運が来るのを待っている人なのか
幸運を手に入れることのできる人なのか
この本を読むと自分がどちら側の人なのかがわかります。
古本市場の100円コーナーで売っていたので買ってみました。1ページあたりの文字が少なくページ数も120ページも程度、内容も難しくなくとても読みやすいので本を読むのが苦手な人にもオススメが出来ます。
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小学生の頃に読んで好きだった本。
15年近く経って本屋で見つけ、懐かしくなりあっという間に立ち読み。
チャンスをものにするために、笑われてもコツコツ頑張ろうと思える本。
読みやすいしあっという間に読める。
くじけそうになった時、投げ出したくなった時、もう一踏ん張りする力を与えてくれる感じ。
アレックス・ロビラの作品